待ち時間は博物館の展示を堪能

 「博物館」というだけあって、建物内には体験教室の他にもさまざまな展示がある。かまぼこに関する深い知識を得られるし、ガラス越しに職人さんの作業風景を見学できたりしてなかなか楽しめた。

待ち時間を潰すにはちょうどいい。2階にある「かまぼこ板絵美術館」も必見だ

 それらを見て回っているうちに、ちくわが無事焼き上がった。椅子が用意されており、その場で食べることができる。焼き立てのちくわ、それも自分たちで作ったものである。おいしいに決まっている。

 体験を断念した次女の分も作ったので、姉妹そろって実食タイム。味はもちろんのこと、棒で持って食べられることも小さな子どもには心に刺さるものがあるのだろう。

お姉ちゃんが作ったちくわをうれしそうに食べる次女

 「ちちさんにも一口ちょうだい」とお願いしたら、本当に一口だけしかくれなかった。よっぽど気に入ったらしい。二人ともあっという間に平らげてしまった。それでもまだ食べたいというので、かまぼこの蒸し上がり待ちを兼ねて、併設されたレストランでかまぼこ三昧の昼食タイムとしたのだった。

断念した次女の分の材料は先生に作ってもらった。完成品を並べてみると形のいびつさが際立つが、おいしいからよしとしよう(左手奥が先生作のかまぼこ)

 後編では、小田原城内にある「小田原城址公園こども遊園地」に出掛けた話をお送りする。

関連サイト
小田原 鈴廣かまぼこ
https://www.kamaboko.com/

吉田友和
旅行作家
吉田友和 1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行ながら夫婦で世界一周を敢行。2005年より旅行作家として本格的に活動を開始。国内外を旅しながら執筆活動を行い、短期旅行を中心に、ここ数年は“半日旅”にも力を入れている。著書は『3日もあれば海外旅行』(光文社新書)、自身をモデルとしてドラマ化もされた『ハノイ発夜行バス、南下してホーチミン』(幻冬社文庫)など多数。近著は『東京発 半日旅』(ワニブックス)。