子連れ旅行には行きたいけれど、子どもも楽しめるお出かけ先が分からない。そもそも泊まりで出かける余裕がない――。

 そんなDUAL世代にピッタリなのが、「半日旅」という旅のスタイル。『東京発 半日旅』(ワニブックス)の筆者で旅行作家の吉田友和さんは、思い立った瞬間にでも出かけて、半日くらいで帰ってこられる、そんなお手軽で気まぐれな旅を「半日旅」と定義しました。この連載は、そこに“子連れ”という要素を加え、DUAL世代もすぐにでも出かけたくなるような旅ルポをご紹介します。

 今回のテーマは「公園遊び&たき火」です。千葉市の「昭和の森」で思いっきり公園遊びを楽しんだ上編に続き、下編ではいよいよたき火、そして焼き芋を楽しみます。

半日旅について語った、吉田さんの過去インタビューはこちら
気ままに楽しむ「東京発“子連れ”半日旅」の魅力
“子連れ半日旅”はハプニングも思い出に

「冬キャン」ブームで、冬なのにテントだらけ

 今回の旅のテーマは「たき火をして、焼き芋を食べる」こと。冬らしい半日旅と言えるのではないだろうか。上編ではキャンプ場のある千葉市の「昭和の森」について紹介した。広大な園内で一通り遊んだ後、チェックイン時間に合わせてキャンプ場へ移動したところから話を続けたい。

 キャンプ場の正式名称は「昭和の森フォレストビレッジ」という。公園自体は市営ながら、敷地内にあるキャンプ場は民間企業が運営している。ウェブサイトも公園の公式サイトとは別に用意されており、ネットで予約が可能だ。

 わが家のキャンプ歴はそこそこ長く、かれこれ15年ほどになるだろうか。国内はもちろん、海外でもしばしばキャンプをしているし、夏フェスなどにもよく遊びに行く。しかし、真冬にキャンプ場へ行くのは初めてかもしれない。

 「こんなに寒い日に、外でキャンプする人なんていないだろうな」などと甘く考えていたのだが、受付に到着したらビックリ。なんとチェックイン待ちの行列ができていたのだ。昨今はいわゆる「冬キャン」がちょっとしたブームだそうで、人気のキャンプ場などは冬季であっても週末は予約でいっぱい、というケースが珍しくないのだとか。

 チェックインを終えサイトに移動すると、これまたテントだらけで大にぎわいである。とはいえ、ほとんどのお客さんは宿泊する人たちのようで、わが家のようにデイキャンプで来ている人は少数派のようだ。

 周囲は木立に囲まれた林間のロケーション。幸いにも、すぐ隣には人がいなかった。こちらはただでさえうるさい子ども連れである。キャンプ場とはいえ、騒ぎ過ぎて他の人の迷惑にならないか心配していたので、内心ホッとしたのだった。

キャンプ場の受付。元はユースホステルだった施設をリノベーションしたのだとか

次ページから読める内容

  • 火おこしはパパの腕の見せどころ
  • 子どもがやりたがったら極力お手伝いさせる
  • たかが焼き芋、されど焼き芋

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