本人は家事・育児に参加しているつもりでも、妻から言わせると全然足りない、言われないと何をやればいいか分かっていない…というのは世の男性陣によくある話。これに対し、「そもそも家でゆっくりしたいと思っているからそうなってしまうのでは」と土屋礼央さんは言います。家の中でやるべきことがおのずと分かり、しかも毎日やっても飽きずに楽しむことができる土屋さん流の発想術とは?

仕事を楽しめてこそ、家でもやるべきことに向かって動ける

 一日頑張って仕事をして、家に帰ってきたら「あ~、やっとリラックスできる」って大抵の人は思うものですよね。僕はそれを乗り越えたんです。「さあ、これからが自分の役目だ!」と思えるんです!

 前回も話しましたが、家で育児をしている妻からすれば、毎日仕事に行っている男なんて好きな釣りに出かけているのと同じに見えていたりもするわけです。「そうか、自分は趣味で外に出かけているんだ、いつも遊んできて申し訳ないな」。そういう気持ちになることができれば、家に帰ってきてさあ休憩なんて思いませんし、ちゃんと動けます。

 ただこれだいぶレベルが高いです。自分自身でそう思うためには、普段から仕事を本当に趣味のような感覚でやれないとダメです。つまり、いかに楽しめるかということが重要になってくる。大変とかつらいとか思っちゃうと、家で癒やしを求めてしまいますからね。これは、自分次第で脳内変換できることだと思っています。

 僕はずっとグループで音楽をやってきましたが、ソロ活動もするようになってからは事務所にわがままを言って、音楽活動については実務的なことも含めて全部自分でやらせてほしいとお願いしています。昔は「この仕事ってやる必要あるの?」みたいなことを若気の至りで思ったこともありましたが、すべてに自分で責任を持とうと決めてからは、愚痴る仕事はやめることにしました。

楽しむのもイライラをなくすのも、すべては自分次第

 今やっているのは、自分でやりたいと望んだことだけです。といっても、たまには愚痴ってしまうこともありますよ。そういうときは自分に言い聞かせるんです。「おまえ、何のために仕事をしているんだ?」と。そうすると、楽しむ方法を自分で見つけられます。

 周りの人や物事が原因で、うまくいかないことやイライラすることだってありますよ。だとしたら、それに対して自分がどう行動すれば改善されるだろうかと考えると、結局は自分自身の問題になるんです。バンドのメンバーの頑張りが足りないときは、事前に「もう少し練習してきてね」と言えばよかった。自分の連絡不行き届きが原因だと思えば、イライラもしなくなります。

 イライラするのはそれ以外の選択肢がないとき。自分にゆとりがあれば、もっと優しく対応できる。そう思って、僕は20代半ばから怒るのをやめました。このことに若いうちから気づけたのはラッキーだったと思います。

 

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  • 食器洗いを毎日バージョンアップする発想術
  • あえて徒歩移動すると、井の頭線のありがたみが倍増

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