犬山紙子さんのエッセーと夫・劔樹人さんのマンガを交互にお届けしている本連載。今回は犬山さんが、2度目の緊急事態宣言下での過ごし方や、区から協力をお願いされた保育園への登園自粛をきっかけに考えたことをつづりました。コロナ下の暮らしも2年目に入ります。子育て世代は今、どのように行動すべきなのかを考える参考にしてみてはいかがでしょうか。

今は「何が正解か分からない」状況。私が決めた行動の方針は

 2度目の緊急事態宣言下、1度目の時より疲労感のある方も多いのではないでしょうか。「せめてあったかい紅茶でもいれて自分をいたわって」……って、これを紅茶飲みながら読む時間さえない人もいますよね、本当にお疲れさまです。

 1度目の緊急事態宣言時は、私もまだ新型コロナウイルスについて、詳しいことが分からなかったので、「とにかく外に出ないようにしよう」と家にこもっていました。が、2度目の今回は、飲食店をやっている友人やアーティストの友人などのつら過ぎる状況や、医療従事者の状況(コロナ対応をして休む暇もなく働いている人から、逆に患者が来なくなって経営が大変な人まで)、倒産の増加、そして自殺率の上昇などが頭の中をせわしなく駆け巡り、「正解が分からない」という非常に居心地の悪い中を日々過ごしています

 人間、「何が正解か分からない」状況に弱いですよね。その状態から楽になりたいから、陰謀論だったり聞こえの良い情報に身を委ねてしまったりするのかもしれません。私はリスクの高い行動は避け、リスクの低い行動で経済を回す(食事をデリバリーに。服も「買うのは今」とECサイトで。地方グルメの取り寄せ)をすると、方針を決めたのですが、これで十分経済が回るわけでもなく。娘と近所を散歩しながら「ああ、この大好きなお店も閉店するんだ」と幾度となく悲しさを感じています。

 そして不景気は他人事でもない。正直、わが家もコロナ前に比べ不景気です。……こんなにも春を待ち望んだのは人生で初めて。

次ページから読める内容

  • 保育園が開いていることは大切。でも、そこで働く人にとっては?
  • 区からの登園自粛の協力要請。自粛できる状況をつくるには?

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