親の顔色を見て育った結果……
イヤな場所から逃げて自分を守ろうとするときに嘘をついてしまう子がいます。行きたくないと親に言ったら、怒られたり、無理やり行かされたりすると思っているからです。子どもは親が大好きなので、本当のことを言って親が悲しむ顔を見たくないという気持ちもあります。マンガに登場する女の子は、嘘という形で親に反抗はしましたが、顔色を読むことを続けた結果、「自分がない」大人になってしまったようですね。教育虐待は次世代につながることが多いのですが、この方の場合、お子さんにはそうなってほしくないという気持ちがあることに希望を感じますね。(節子先生)
取材・マンガ/オオスキトモコ