近年注目されているのが、わが子に過剰な期待と負担をかけ、結果として子どもの心を傷つけてしまう、いわゆる「教育虐待」です。この連載では、子どもを思う、よい親だからこそしてしまう恐れのある「教育虐待」について、マンガを通して考えていきます。連動する【これって教育虐待ですか?】特集もぜひお読みください(DUAL特選シリーズ/2019年4月25日掲載記事)

【これって教育虐待ですか?】特集
(1) 親の過剰な期待 子に取り返しつかない弊害もたらす
(2) 「教育熱心」と「教育虐待」線引きはどこに?
(3) 子の幸せ見極め教育虐待を防ぐ NGワード&考え方
(4) 当事者が語る「こうして教育虐待から抜け出しました」
(5) 教育虐待 被害者が加害者になる負の連鎖を断ち切る

エピソードvol.1 子どもの思い

 「エピソードvol.1 親の思い」を子どもの側から描いたマンガですね。子どもは弱い立場です。親に依存しないと生きていけませんから、親のそばにいて、親に合わせて生きています。親の表情もよく見ていて、そこから自分への期待を敏感に感じ取っています。それが教育虐待の伏線になることがあります。(節子先生)