近年注目されているのが、わが子に過剰な期待と負担をかけ、結果として子どもの心を傷つけてしまう、いわゆる「教育虐待」です。子どもを思う、よい親だからこそしてしまう恐れのある「教育虐待」について、マンガを通して考えていきます。連動する【これって教育虐待ですか?】特集もぜひお読みください

【これって教育虐待ですか?】特集
(1) 親の過剰な期待 子に取り返しつかない弊害もたらす
(2) 「教育熱心」と「教育虐待」線引きはどこに?
(3) 子の幸せ見極め教育虐待を防ぐ NGワード&考え方
(4) 当事者が語る「こうして教育虐待から抜け出しました」
(5) 教育虐待 被害者が加害者になる負の連鎖を断ち切る

エピソードvol.1 親の思い

 平日は保育園があるので、週末に習い事を3つも4つも掛け持ちということは共働きで起こりがちです。小学生になると夕方から夜にかけて毎日のように習い事や塾という子もいるでしょう。子どものためという大義でやらせているかもしれませんが、心の奥底に、「子どもは親の作品」「自分たちは正しいことをしている」という思いがないでしょうか?(節子先生)