中学受験には親のサポートが不可欠。でも、共働きのデュアラーは、仕事との両立が大変! 自分なりには一生懸命やっているつもりだけど、本当にこれでいいの? そんな親たちが知りたいのは、“中学受験の親”を経験した先輩デュアラーのリアル体験。

 そこで、DUALではこの春、受験を終えた“先輩・中学受験親”に、共働きの中学受験について根掘り葉掘り聞いてみました。連載『中学受験親、集まれ!!』では共働きのリアル中学受験をお伝えします(取材対象者はすべて仮名。学年や年齢は取材当時)。

《プロフィール&共通データ》

父:澤井健太さん(45歳・製薬会社)

次女:澤井可奈ちゃん(2018年4月から東邦大東邦中へ進学)

【家族】 母(43歳・派遣社員)・長女(現高1)

【通塾】小4の夏期講習からサピックスへ

【受験校】12月1日 東邦大東邦中(推薦)=×、1月20日 専修大松戸中=◎、1月21日 東邦大東邦中=◎

【受験総費用】 230万円(3年間)

【不合格だったときの受験校】※第一志望校に合格したので実際は受験せず、願書のみ提出 1月26日 専修大松戸中(第2回) 2月1日 学習院女子中 2月2日 大妻女子中(第2回) 2月3日 大妻女子中(第3回)

【習い事】未就学児~小5まで水泳(週1)、低学年~小6の9月までピアノ(週1)、低学年~小6まで絵画教室(週1)、小2~小6の夏までフラッグフットボール(土日)

【受験以前の家庭学習】公文 小1~小4

首都圏に暮らしているなら、中学受験を考えるのは自然なことと思っていた

日経DUAL編集部(以下、――) 一般的に中学受験といえば、お母さんが中心となってサポートするイメージがありますが、澤井家ではお父さんがサポートしたそうですね。まずは、どのような経緯でそうなったのか教えてください。

澤井健太さん(以下、澤井さん) 実は、私は中学受験を経験しています。ですから、首都圏に暮らしていれば、中学受験を考えるのはごく自然なことだと思っていたのです。ところが、妻は大学は東京でしたが、岩手県の県立高校出身。中学受験が身近にない環境で育ちました。だから、中学受験に対して、あまりよく分かっていなかったのだと思います。絶対に反対というわけではなかったけれど、積極的でもなかった。「やらせたいのなら、あなたがサポートしてあげてね」といった感じでした。

 実は3歳上の長女も一度は中学受験を考え、塾に通いました。ところが、5年生のときにサッカーをやりたいと言い出したんです。長女はとても活発な子で、身体を動かすのが大好き。本人は塾をやめたいとは言わなかったけれど、妻のほうが「サッカーをやりたいのなら、中学受験はやめたら?」と促しました。小学生のうちはもっと子どもらしく伸び伸び過ごしてほしいと思っていたからです。

 でも、次女は小さいころからマジメにコツコツと頑張るタイプで、中学受験に向いていると思ったのです。千葉県は高校受験になると行ける私立校が少なく、選択肢が限られていました。そういう点においても、やはり中学受験をしたほうがよいと思いました。

 ただ、私も30年ほど前の話になりますが、中学受験の大変さは経験しているので、小学生の子どもの負担にならないような受験にしたいと思いました。

 こうして3歳違いの姉妹は、同時期に受験を迎えることになりました。私は中学受験のことなら多少分かるけれど、高校受験のことはよく分かりません。そこで、妻が長女の高校受験を、私が次女の中学受験を担当することになりました。夫婦で家事分担をするように、娘たちの受験のサポートを分担したのです

次ページから読める内容

  • 会社帰りに駅で待ち合わせ。土日はフラッグフットボールの送迎とテスト直し
  • 中学受験は親のサポートが必要。でも、結局は自分が頑張るしかない

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