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スポーツと両立し、家族で挑んだ短期集中型中学受験

【内田家のケース】受験校・合格校を実名入りで公開。多くの塾が難色を示す中、救ってくれたのは高校受験メーンの地元塾だった


 中学受験には親のサポートが不可欠。でも、共働きのデュアラーは、仕事との両立が大変! 自分なりには一生懸命やっているつもりだけど、本当にこれでいいの? そんな親たちが知りたいのは、“中学受験の親”を経験した先輩デュアラーのリアル体験。

 そこで、DUALではこの春、受験を終えたばかりの“先輩・中学受験親”に、共働きの中学受験について根掘り葉掘り聞いてみました。連載『中学受験親、集まれ!!』では、6回にわたって、共働きのリアル中学受験をお伝えします(取材対象者はすべて仮名。学年や年齢は取材当時)。

《プロフィール&共通データ》

母:内田美穂さん(40歳・派遣社員)

長男:内田聖人君(2018年4月から東邦大東邦中へ進学)

【家族】 父(43歳・メーカー勤務)

【通塾】 小5から地元塾へ

【受験校】 1月10日 土佐塾中=◎、1月17日 江戸川取手中=◎、1月20日 市川中=×、1月21日 東邦大東邦中=◎、1月22日 昭和学院秀英中=◎、1月23日 芝浦工大柏中=◎

【受験総費用】 160万円(2年間の合計)

【習い事】 小1から現在までテニス(小4から週2)、3歳から小4までスイミング(週2)、4歳から小5までピアノ(週1)

【受験以前の家庭学習】 特になし

小5春、中学受験をするなら、今決断しないともう間に合わない!

日経DUAL編集部(以下、――) 受験をしたきっかけは何ですか?

内田美穂さん(以下、内田さん) 実を言うと、私は中学受験には反対でした。私自身が中学受験を経験しているのですが、通った学校の校則が厳しくて、あまり伸び伸びと過ごせなかったという記憶があって。地元の友達とは疎遠になってしまうし、男の子なら公立中のほうがいいのではないかと思っていました。

 ところが、中学受験をするかしないかの選択をせざるを得なくなりました。息子が小1からテニススクールに通っていて、小5からは選手育成クラスに進むほど、かなり力を入れていたんです。

 本人も「中学生になってもテニスを続けたい」と言っていたのですが、地元の公立中学校には硬式テニス部がなかったのです。小4の時点で一度、中学受験をするかどうか迷いましたが、そのときはもう少し様子を見ることにしました。でも、小5になると、中学受験をするのであれば、さすがに今始めないと間に合わないと思ったのです。

―― 塾はどこに通いましたか?

内田さん 中学受験をするのなら、塾は不可欠です。とりあえず、塾に入れなければ始まらないと思い、大手集団塾から個別指導塾まで複数の塾を見学しました。でも、「5年の春から」というだけでも不利なのに、「テニスを続けながら中学受験をしたい」と言うと、どの塾からも難色を示されてしまって。

 高学年になると、テニスの大会も増えます。でも、大会のスケジュールは直前にならないと分からないため、塾との両立が難しいのは予想がつきました。けれども、塾に通わずに受験をするのは厳しいと思いました。

 やはり、中学受験をするのであれば、一時的にテニスを休むしかないだろうか。でも、テニスをやりたくて中学受験をするのに、テニスを休んでしまったら本末転倒なのでは?

 家族会議の結果、この受験は「テニスをやりたい」という気持ちから選択したのだから、そこはブレないようにしようという結論が出ました。

 結局、息子が通うことになったのは地元の個別指導塾。噂でよい塾だと聞いていましたが、そこは高校受験がメーンでした。ダメもとで相談してみると、中学受験にも対応してくれると言っていただけたのです。中学受験に強い塾ではないので情報が少ないというデメリットはありましたが、先生がとても良い方で。息子との相性もよく、いつもポジティブな声かけをしてくれたおかげで、親子ともどもいつも前向きでいられました。

次ページから読める内容

  • 部屋の壁中にテキストや年表。家族一丸となって取り組んだ受験勉強
  • 息子の強い心に感動。わが子を大きく成長させた2年間

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越南小町
越南小町 1971年、東京生まれ。フリーライター。子どもの誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、保育園専門誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材・執筆。7年前に子どもの中学受験を経験したものの、国立大学の付属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。

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