オリナス代表取締役の大関 綾さんは、小学生の頃からパソコンを使っていたことで、社会とつながることができ、17歳で起業することができたと語ります。大関さんはどのように、はじめてのマイパソコン=My First PCに出会ったのでしょうか?



 「お絵かき」という言葉を聞いて、あなたは何を連想しますか? 画用紙、クレヨン、色鉛筆…。それから、「壁やふすまに絵を描いてしまい、親に叱られた」なんていう記憶もあるかもしれません。

 でも近い将来、真っ先に「Photoshop(米Adobe社の画像処理ソフト)!」と答える世代が現れるかもしれません。たとえば今回のゲスト、大関 綾さんがそう。17歳で立ち上げた会社を今も牽引する大関さんは今、26歳。小学校低学年から、あたかもパソコンを“遊び道具”のように使いこなしていた彼女にとってパソコンは、自分の力を“底上げ”してくれる存在でした。

大関 綾さん(オリナス代表取締役)
大関 綾さん(オリナス代表取締役)

 言い換えれば、「やりたいこと」を「できること」にしてくれる箱…。それが、幼き日の彼女にとってのパソコンでした。そして文字通りパソコンを“使い倒した”ことが、わずか17歳での起業を成功させるうえで大きな力になったのは、言うまでもありません。

 起業するかどうかはさておき、今や何をするにもパソコンに代表されるデジタルデバイスは欠かせない時代です。とりわけ仕事をするうえではこれからも、パソコンの重要性は変わらないでしょう。

 そう考えると子どもには将来を見据え、早くからパソコンに触れさせたい。そんなふうに思いませんか? 少なくとも「使えることのデメリット」って、ないですよね。

 「でも、ネットやゲームばかりやってて、勉強がおろそかにならない?」「親の知らないところで課金が必要なことをしていないだろうか」「有害サイトにアクセスしないかしら」――。もちろん、そうした心配はつきないでしょう。

 ご心配なく。「Windows 10」なら「ペアレンタルコントロール」の利用で、インターネットやアプリケーションなどを管理することが可能なので、不適切なサイトへのアクセスや、1日当たりの使用時間の制限だってできます。

 ――という情報ももちろん大事なのですが、「論より証拠」。パソコンを玩具のように使いこなし、自分の生きる道を切り開いた大関さんの話に、耳を傾けてみませんか?

 大関さんは、中学3年生で神奈川ビジネスオーディションに出場し、来場者賞と月刊アントレ賞を受賞し出場最年少記録を樹立(14歳7カ月)。2010年1月、高校在学時(17歳)にオリナスの“前身”であるノーブル・エイペックスを設立。代表取締役に就任しました。社名をオリナスに変更したのは、今年4月のこと。主に企業のウェブを中心としたPR、マーケティング、販促、イベント、クリエイティブ制作、SNS広告などを手がける会社を率い、活躍しています。

 そんな大関さんがパソコンと出会ったのは、小学校3年生のとき。それ以来、パソコンに夢中になり、パソコンを自己実現のツールとして活用してきたことで、現在の活躍につながったといいます。

 大関さんに、子ども時代からパソコンに親しんでいることの利点を伺いました。