仕事でもプライベートでもパソコンを手放せない日々

──いまのパソコンの使い方を教えてください。

大関 仕事ではもちろん、プライベートでも使っています。旅行の時は日程表を作って行く人全員に共有したり、さまざまな動画を撮影して1本に編集したり、写真を編集してアルバムを作ったり。メモ書きも、基本的にはオンラインでやっています。

 仕事では、Word、Excel、PowerPointなどを使って資料を作成しています。ないと仕事になりませんね。いま入社試験でタイピングテストをやっているんです。基準値を設けているのですが、試しに私がやってみたら、基準値の上の隠しグレードがあり、そこまでいきました(笑)

早いうちにパソコンに触れさせておくことで、体感的に習得できる

──これからの子どもには早めにパソコンを持たせた方がいいと思いますか?

大関 私に子どもができたとしたら、絶対に早いうちにパソコンに触らせると思います。理由は、私が子どもだった時代以上に、これからの時代はとにかくパソコンがないと話にならないから。それこそ車よりも必需品だと思います。

 それは、自分でもデジタルネイティブであることの大切さを実感しているからです。子どもの頃からパソコンにふれていると、新しいアプリやソフト、技術が出てきても体感的に習得できるので速いんです。わからないことを教えるときも、世代が上の人たちと比べると、明らかに覚えるのが速いですね。パソコン自体が大人になってから登場した世代と、子どもの頃からあった世代では、その差は大きいと思います。

 とくにこれからグローバル化が進んでいくなかで、もっと海外と関わっていかなければならない時代になります。オンライン会議も増えると思いますし、どんな仕事をするにしても絶対にパソコンは使うと思います。

 そのためには、スポーツや言語を習得させるのと同じで、わけがわからなくても、なるべく早いうちに触れせておくのが大事だと思います。

「My First PC」に求めるのは大きい画面、速い動作、セキュリティ!

──では、子どもが初めて使うパソコン=My First PCとしては、どんなパソコンが理想的でしょうか?

大関 まずは大きい画面。自分が使っているときに感じるのが、「画面のサイズと思考には相関性がある」ということ。画面のサイズは思考のサイズだと思っています。なるべく大きいサイズで作業した方が、思考の幅も広がるし、クリエイティビティもあがるんじゃないかな、と。

 私自身、最初に大きい画面サイズのものを使っていたので、後から小さい画面のものを使ったときはイライラしました。デザインするときや資料を作るときはもちろん、ウェブを閲覧するときも大きい画面の方がやりやすいです。

 次は、動作が速いパソコン。私が一番パソコンでイライラするのは、反応が遅いとき。私はマウスの速度も速く設定するくらいなので、自分の思考スピードについてこないパソコンは嫌ですね。

 最後は、セキュリティ。ウイルスなどに感染しないようにする、オンラインゲームをできないようにする、というのは設定したいです。実は中学時代に一時期オンラインゲームにはまったことがあって。高校受験の勉強に影響が出る瀬戸際で、その時はさすがに母も、激怒していました(笑)。

 最低限の対策をセキュリティソフトで施したら、あとは自由に使ってほしいですね。パソコンに限らず、失敗することで得られる“学び”って必ずあると思うんです。だから、自分で試行錯誤しながらパソコンと親しんでくれたらいいな、と思っています。