子育てをしていくうえで、はずせないのが教育資金の準備。でも、どんな方法でいくらくらい準備すればいいのか分からない、というパパママも多いのではないでしょうか?そこで今回、DUAL読者の教育資金の貯め方に関する意識や実態を明らかにするために、教育資金に関するアンケート調査を2018年3月2日から3月18日に実施。193人に回答していただきました。

大学は85%が国公立大を希望

 まず、小学校から大学までの子どもの進路のイメージについてお聞きしました。

 小学校は、DUAL読者の大多数(92.7%)が公立。私立小学校などへの進学は、10人に1人の割合です。「お受験」はやはり少数派です。

 中学・高校で一番多いのは「公立中学→公立高校」で60.1%でした。「私立中高一貫校」は32.1%、「公立中高一貫校」は23.8%です。意外に「公立中学派」が多い印象です。

 大学については、国公立大が85%。皆さん、できれば国公立大と考えているようです。私立大・文系と私立大・理系も48.2%、42%と高い人気。見逃せないのが海外の大学で、約2割の人が海外の大学を考えています。

 では、上記の進路の実現にあたり、お子様一人当たりの教育費(最終学歴まで)について、全部でどのくらいの準備が必要と考えているのでしょうか?

 皆さん、1000万~1500万円が必要と考えています。文科省の調査によると、幼稚園から高校まですべて公立に通った場合は約540万円。すべて私立に通った場合で約1770万円です(平成28年度子供の学習費調査)。国公立大に自宅通学すると約500万円かかるので、幼稚園から大学まですべて公立の場合は約1000万円で済みます。でも、幼稚園から大学まですべて私立で、大学が医歯系の場合は合計で4000万円以上必要なこともあります。自宅通学できない場合は、さらに仕送りも必要になるので、1000万~1500万円では足りないことも十分にあり得ます。

 この教育資金を、どれくらいの期間で準備したいと考えているかを聞いたのが、下のグラフです。

 大学入学までまだまだ時間があるDUAL世代の皆さんは、時間をかけて、じっくり教育資金を準備しようという人が多いことがわかります。