注目される「養老保険」と「米ドル建て保険」

西崎 さまざまな金融商品の利回りの目安となるものに10年国債の利回りがあるのですが、日本の10年国債は0.045%です。しかし米国の10年国債は2.894%(いずれも2018年3月9日時点)と、最近は為替相場の変動のリスクを考慮しなければ表面上の利回りは米ドル建ての金融商品の方が有利なケースがあります。そのため、米ドルで積み立てる方法を選ばれる方もいらっしゃいます。

また、養老保険で準備する方法もあります。養老保険とは貯蓄機能も兼ね備えた生命保険です。満期時に受け取れる金額が決まっていて、毎月準備していくという点は学資保険と似ているのですが、違う点は、親御さん(契約者)に万一があった際、学資保険は以後の保険料の払込は免除となり満期時(例えば子どもが18歳など)に学資金が支払われますが、養老保険の場合は親御さん(被保険者)が万一の際、保険金が支払われるいう点です。

この養老保険を、米ドルで運用する保険商品もあります。例えば、ソニー生命保険では、「米ドル建養老保険(無配当)学資プラン」という商品を販売しています。

もちろん、米ドル建ての場合は為替リスクがありますが、満期時に米ドルで受け取って円に換える時期をずらすこともできますし、米ドルをそのまま海外で使うことも可能です

留学や海外旅行でそのまま使えて、リスクの分散もできる

榎戸 満期後に米ドルで受け取ることができたら、留学や海外旅行をするときに使えて便利ですね。他にも、米ドルで準備をしていくメリットはあるのでしょうか。

西崎 はい、米ドルの資産を持つことによって、リスク分散できる点です。もし、将来的に日本がインフレになった場合、円の資産だけを持っていると資産の価値が目減りしてしまう恐れがあります。

ところが、資産の一部を米ドルで持っておくと、インフレリスクを少しでも抑えることができます。そのため、例えば円と米ドル半分ずつで、教育資金を準備される方もいらっしゃいます。外貨はいろいろな種類がありますが、基軸通貨である米ドルを選ばれる方が多いですね。

榎戸 そうなのですね。教育資金を準備する方法には、さまざまな選択肢があることがよくわかりました。とはいっても、何を選ぶかは、自分がいつどのようにお金が必要になるかで異なると思います。自分や子どもの将来設計をしっかり考えておかないといけませんね。

米ドル建養老保険(無配当)学資プランについて詳しく知りたい方はこちら

ご契約に際してお客さまにご負担いただく諸費用およびリスク等について
諸費用
保険関係費用
保険契約の締結・維持および保障に必要な費用(以下、「保険関係費用」)を保険料や責任準備金から控除します。なお、保険関係費用は、被保険者の性別・契約年齢などにより異なるため、費用の合計額またはその上限額を表示することができませんので、ご了承ください。
〔解約・減額をした場合〕
第10保険年度の保険料がすべて充当される前、かつ保険料払込期間中に保険契約を解約・減額された場合、解約控除費用を責任準備金から控除します。
米ドルの取扱にかかる費用
〔円で保険料をお払い込みいただく場合や円で保険金、解約返戻金等をお受け取りになる場合〕
上記の場合に使用する会社所定の為替レートには、為替手数料(0.01円/1米ドル)が含まれます(2018年3月現在)。なお、為替手数料は、将来変更する可能性があります。
〔米ドルで保険料をお払い込みいただく場合や米ドルで保険金、解約返戻金等をお受け取りになる場合〕
ご利用される金融機関等により、各種手数料が別途必要になる場合があります。

※米ドルで保険料をお払い込みいただけるのは、全期前納の場合に限ります。
※各種手数料の金額やお支払い等について詳しくは、ご利用の金融機関にご確認ください。

為替リスク
為替相場の変動による価格変動リスクを為替リスクといいます。米ドル建養老保険は米ドル建ですので、円でお取り扱いする場合、為替リスクがあります。この保険に関する為替リスクは保険契約者または受取人に帰属します。
損失を生じる可能性があります。
為替相場の変動により、お受け取りになる保険金や解約返戻金等の円換算金額が、ご契約時における保険金や解約返戻金等の円換算金額を下まわる場合があります。
為替相場の変動により、円でお受け取りいただく保険金や解約返戻金等の金額が、円でお払い込みいただいた保険料の合計額を下まわる場合があります。

為替相場の変動による影響
・保険料を円でお払い込みいただく場合、円換算の保険料は、当社所定の為替レートの変動に応じて、お払い込みのたびに変動(増減)します。
・保険金、解約返戻金等を円でお受け取りいただく場合、受け取りいただくタイミングによって金額は異なります。