③「1人分で生活派」は貯蓄が増えやすいが

 「1人分で生活派」は「夫(妻)の収入で生活して、妻(夫)の収入は全部貯めている」、というタイプ。確実に1人分の収入が貯まるので、3つの中では最も貯蓄額が増えやすいタイプです。すご腕の共働き夫婦さんでは、夫の収入の中から貯蓄や妻のお小遣いまで捻出しているケースも。

 一方で「1人分で生活派」の場合、貯蓄額が増えるペースは速いのですが、家計の管理が夫婦どちらかに偏り(たとえば妻)夫の家計や貯蓄に対する関心が低くなる傾向があります。

 このタイプで家計管理をされている相談にいらっしゃったご夫婦の中には、世帯年収に対する貯蓄額は高いにもかかわらず、貯蓄額を見える化した際に、自分名義の貯蓄が少ないことに気づき「こんなに頑張っているのに、オレの貯蓄はこれだけか……」と、モチベーションが下がった方もいらっしゃいました(無理はないかもしれませんが)。

 夫婦のどちらかのお金に対する関心&実行力が高いと、「あなたのモノもわたしのモノと同じように管理してあげる」となりがちですが、2人が納得できるように「見える化」できるといいですね。自分名義の貯蓄があるほうがモチベーションが上がるタイプのパートナーなら、後々のお互いの財産についてのトラブルを避けるためにも、年に1回、2人の財産の決算をしましょう。妻(夫)名義の貯蓄から夫(妻)名義の貯蓄に合理的に分け直すようにするなど、安心とやる気を増やす方法を探りましょう。

 よくある共働き世帯の家計管理3タイプをお伝えしましたが、収入が安定している会社員の方もいれば、月により差がある自営業の方もいらっしゃるでしょう。また、収入以外にも、夫婦の性格などによっても、あなたに合う家計管理のタイプは変わります。

 自分たちに合うやり方を「見える化」しながら、どのタイプが最もしっくりくるか、見つけてみてくださいね。

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