共働きファミリーの子育て費・教育費は、私たちの親世代とは大きく違ってきました。ファイナンシャル・プランナーの前野彩さんが「教育費の本当の話」を紹介していきます。新著『教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール(日経DUALの本) 』から、一部お届けいたします! 今回のテーマは「私立中学と海外留学、教育費比べ」です。

きょうだいで、教育費の差は出ませんか?

 最近のグローバル教育の普及で、海外留学を経験させたいというご家庭が増えています。また、きょうだいがいる場合、ひとりは私立中学受験をする代わりに、もうひとりは大学時に留学という選択肢も広がっているようです。

 そこで、「私立中学校」と「公立学校+海外留学」では、どちらが高いかを比較しました。

試算/前野彩、イラスト/エイイチ
試算/前野彩、イラスト/エイイチ

 留学費は、国と期間によって異なりますが、2016年時の調べでは、1年間のカナダ留学の総費用は230万円です。公立中学の総費用は144万円ですから、留学費用と合わせると374万円になります。一方、私立中学校の3年間の教育費は402万円ですから、「私立中学校」と「公立学校+海外留学」はほぼ同額でした。

 きょうだいがいるご家庭は、「受験したい? それとも留学したい?」とお子さん自身に選ばせると、きょうだい間で教育費に差が出ずに育てられますね。

子育て家族に人気のFP前野彩さんがズバリ教えます。
親世代とは違う「教育費の本当の話」!
『教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール(日経DUALの本) 』

■第1章 子育てって、ざっくりどのくらいお金がかかるの?
■第2章 ウチはどう貯める? どこまでお金をかけられる?
■第3章 ママとパパどう働く? 収入にあった幸せな生活スタイル
■第4章 親世代とは全然違う! 100年人生のお金の新ルール

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