共働きファミリーの子育て費・教育費は、私たちの親世代とは大きく違ってきました。ファイナンシャル・プランナーの前野彩さんが「教育費の本当の話」を紹介していきます。新著『教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール(日経DUALの本) 』から、一部お届けいたします! 今回のテーマは「大学費用の準備の仕方」です。
教育費は「三角形+四角形」で用意しよう
教育費の準備方法についてお伝えしていきます。
私が皆さんにオススメしたい簡単な方法は、「三角形+四角形」という考え方。下の図を見てください。大学費用はまとまったお金が必要でしたよね。そこで、子どもが生まれたときから中学校を卒業するまでの15年間、児童手当を積み立てるのです。これが三角形部分です。児童手当を合計すると約200万円貯まります。これだけあれば、国立大学4年間の授業料になりますよ。
そして、児童手当の積み立てとは別に、幼・保園から高校卒業までの教育費は、毎月の家計からやりくりします。これが四角形部分です。教育費は、貯めるのも、出ていくのも毎月コツコツ。「三角形+四角形」で乗り切りましょう!
児童手当専用の口座を作り、その通帳に子どもの名前を
ご紹介した「三角形+四角形」で教育費を用意する方法のうち、ここでは三角形の「大学費用」部分について詳しくお伝えします。子どもの誕生とともに国から支給される児童手当は、月1万5000円(3歳から中学生までは月1万円。所得制限限度額以上の人には特例給付として児童1人につき月5000円)。その児童手当を、全て大学費用として自動的に(強制的に)積み立てるのです。
すると、0歳から3歳になるまでの3年間に54万円貯まります。そして3歳から中学3年生になるまでには、144万円が貯まります。合計すると、中学校卒業時には198万円、そう、約200万円が貯まっています。国公立大の学費合計が約250万円ですから、授業料部分はほぼまかなえますね。
児童手当専用の口座を作り、その通帳に子どもの名前を書いておきましょう。
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