共働きファミリーの子育て費・教育費は、私たちの親世代とは大きく違ってきました。ファイナンシャル・プランナーの前野彩さんが「教育費の本当の話」を紹介していきます。新著『教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール(日経DUALの本) 』から、一部お届けいたします! 今回のテーマは「中学校時代にかかる教育費、公立と私立の差」です

中学校の教育費は公立で月4万円!

 今回は中学校の教育費についてです。部活に塾にと何かと忙しい時期。親よりも友達と過ごすようになり、青春まっしぐらの中学生は、お金もかかりますね。

 公立中学校でも、塾の回数や参考書などの教材費が増えたり、ピアノの個人レッスンが始まったりと、学校外活動費が膨らむため、学校教育費と合わせると、必要なお金は月に4万円に増えます。ただし、「月4万円あれば子どもに十分な教育環境を用意できる」と考えれば、やりくりできそうですね

図版/日経DUAL編集部作成 イラスト/エイイチ
図版/日経DUAL編集部作成 イラスト/エイイチ

「私立に入れば、塾通いから解放される」は間違い

 私立中学校は、私立小学校よりも少しだけ安くすみますが、それでも毎月11万円以上は必要になります。よく「私立中学校に入学させてしまえば、その後は塾通いから解放されるのでは?」と期待する親御さんもいらっしゃいますが、この数字をみると実態は違うようです。高校受験を控えた公立中学校と同額の学校外学習費がかかっています。つまり、私立中学に受験すれば塾通いがなくなるというわけではなく、塾代はかかりつづけているのが分かります。教育資金づくりの参考にしてください。

「WOMAN EXPO 東京」で前野彩さんのお金セミナー開催!

「WOMAN EXPO Premiumセミナー
 すぐ役立つ! お金の新知識コース」

● 5月19日(土) 15:40~16:40
● 東京ミッドタウン(六本木)

 事前申し込みはこちらから!
http://www.woman-expo.com/tokyo/session/session-detail?m=1&eid=11

 WOMAN EXPO紹介動画(6分)を配信中!
「働く女性に贈る 明日をひらく言葉」
https://youtu.be/A-Fn8bC1HW4

子育て家族に人気のFP前野彩さんがズバリ教えます。
親世代とは違う「教育費の本当の話」!
『教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール(日経DUALの本) 』

■第1章 子育てって、ざっくりどのくらいお金がかかるの?
■第2章 ウチはどう貯める? どこまでお金をかけられる?
■第3章 ママとパパどう働く? 収入にあった幸せな生活スタイル
■第4章 親世代とは全然違う! 100年人生のお金の新ルール

Amazonで購入する