TBSの蓮見孝之アナウンサーは小3と幼稚園年長、さらに今年3月に生まれた0歳の3人の男の子のパパ。フリーアナウンサーの妻との共働きです。引っ越しをきっかけに次男の遠距離通園がスタート。片道クルマで45分の距離を、妻と協力しながら送迎しています。そんな蓮見さんですが、実は書道師範やサッカーの指導者ライセンス、さらには保育士資格を持つ“スーパーパパ”。長年のスポーツ経験から学んだこと、同業者で同い年の妻との関係、さらに保育士でアナウンサーという視点からの子どもとのコミュニケーションの取り方について、お話を伺いました。

第3回は、家族のスケジュール管理について。毎日の習い事、そして遠距離通園のために欠かせないのが、綿密なスケジュール管理です。そのために蓮見家が行っていることとは?

片道14キロの「遠距離通園」

 連載の2回目で、子どもたちの習い事について触れました。今回はその送迎のやりくりについて、もう少し具体的にお話ししようと思います。

 その前に……実はわが家の次男は「遠距離通園」しています。以前住んでいた都内のある区(仮にA区としておきます)から、現在の住まいのあるB区に転居したのが約2年前。当時、幼稚園年少だった次男は、転居に伴って一度転園しました。

 でも、新たな幼稚園生活が始まってから「やっぱりもう一度、前の幼稚園に通わせたい」という思いが、夫婦共に強くなってきました。園のカリキュラムや教育方針に強く共感していたこと、長男も同じ園を卒園しているので思い入れがあったことがその理由です。

 自宅から以前の幼稚園まで、距離にして約14キロ。送迎バスの範囲外なうえ、公共交通機関ではアクセスしづらい場所のため、クルマでの送迎が必要となります。

 結果として、「それでも通わせたい」という思いは消えず、両方の園のご理解を得て、前の幼稚園に戻ったというわけです。現在、幼稚園の送り迎えの大半を妻が担ってくれていますが、基本的には「送迎」を1セットにせず、「送り」と「迎え」を分けて考えるようにして、効率よく動くようにしています

 例えば朝は妻が次男をクルマで送り、幼稚園の近くのパーキングに停めて、そのまま電車に乗って仕事先や日本語教師の養成講習へ。帰りは私が職場から幼稚園へ直接向かい、次男と一緒にクルマで帰ることもあります。

 習い事は、本来は転居先で新しく通えるところを見つけるのが妥当な判断なのかもしれません。でも、子どもたちの性格を理解してくれている先生やコーチの存在というのは親としては大変ありがたく、さらに親の私たちも、多少無理をしてでもコーチや先生との関係性を大切にしていきたいと思い、現在に至ります。

 2019年4月現在の蓮見家の習い事のスケジュールは、次の通りです。