生きていれば、必ずあるのが悩みのアレコレ。子育て、仕事、人間関係……などさまざまな読者の悩みに、著名人や専門家が答えます。

(日経DUAL特選シリーズ/2019年1月収録記事を再掲載します)

<読者の悩み>

もどかしさを感じてすぐに手を出してしまいます。

イラスト/まつおりかこ
イラスト/まつおりかこ

Q. 子どもの自主性を重んじたほうがいいと頭では分かっていますし、親の都合を押し付けたくないと思っていますが、子どもにもどかしさを感じてすぐに手を出してしまいます。

 例えば、子どもが何かをこぼすなどして汚されそうなときは、つい先回りしてさせないようにしたり、なんだか危なっかしいなと思うと、先に補助の手を出してしまったりしています。汚された場合に困るのは私です。もしかしてこういう私の行動も一種の「毒親」になるのではと心配でたまりません。

 自分自身の人生を振り返ると、進学や進路、就職、転職、結婚相手、住む場所などすべて親に干渉されてきたと感じます。いちいち母親に反対されるのが面倒なので、事前に相談しているうちに、母親が過干渉になったのかもしれませんが、そのせいで私自身の優柔不断な性格が出来上がった気がします。今でも、自分の決定にはあまり自信が持てず、他人のアドバイスや助言を頼ってしまうことが多いです。

 結婚して、子どもが生まれてからは、子どものことは夫婦で決めたいと思っているので、決定していない物事を母親になるべく言わないようにしています。決める前に話すと、やはり干渉は断ち切れないからです。自分は、母と同じような母親になりたくない気持ちはあります。母のようにならないようにするには、どうしたらいいのでしょうか。

(30代女性、子ども1歳)

回答者: 麻生マリ子さん(家族心理ジャーナリスト)

 お子さんが1歳なら、ママもまだ1年生。その中でここまで考えられているのは立派なことだと思いますよ。いわゆる毒親育ちの方ほど、自分も毒親ではないかと不安になるものですが、相談者さんはけっして毒親ではありません。自分の行動をそんなに恐れないでください。ご自身を客観視できていますし、今の時点でそんなに心配しなくても大丈夫です。

 また、人を頼ることができるのは生きる上でとても大切なスキルですから、他人の助言を求める自分を駄目だと思う必要もありません。ただ、お子さんへの過干渉は、ご自身でも直したいと思っているようですね。お子さんがまだ小さく大変な日々は続くかと思いますが、気持ちが軽くなるようちょっとした心掛けを意識してみてはいかがでしょうか?(次ページへ続く)

次ページから読める内容

  • 子どもの失敗によるストレスを減らす工夫を
  • 否定形のイメージではなく、肯定形のイメージを持つ
  • 「毒にも薬にもなる」のが子育て

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