生きていれば、必ずあるのが悩みのアレコレ。子育て、仕事、人間関係…など様々な読者の悩みに、著名人や専門家が答えます。
(日経DUAL特選シリーズ/2019年6月5日収録記事を再掲載します)
<読者の悩み>
息子が夫の汚い言葉遣いをまねし始めました。
Q. 夫の言葉遣いが汚くて乱暴で、悩んでいます。息子に対しても「おめえ、まだやってねえだろう」などと相手が大人のときと同じような言葉を浴びせます。息子が最近、夫のまねをしだし、悩んでいます。保育園でお友達や先生にそうした言葉づかいをしているようで、何度か注意を受けました。もちろん夫にまず直してほしいと言いましたが、「うるせー、なら出て行く」の一点張りで話し合いになりません。私一人だと夫のことなど無視できますが、息子のことを考えると、居ても立ってもいられない気持ちです。夫は高学歴で収入も高く、外面だけはいいので、私の友人はとても信じてくれません。子どもが大きくなるまで我慢して別れずにいたいですが、普段から夫婦仲が悪いこともあって、息子と娘への影響が心配です。
(33歳、子どもは4歳と1歳)
まず、汚い言葉にはどうしたって出会うものだと知ってください。そう、お家の中がどれほど上品でも、子どもはガサツな言葉を覚えてきます。
実は私の母は非常に言葉遣いに厳しい人で、「だわ」という語尾しか許さなかった人なのですが、二人の娘はその反動からか「だよ」「じゃん」などを頻用するようになり、次女(私)に至っては「じゃねえし」「ざけんな」などの非常に荒い言葉を好んで使うようになりました。ただ、通っていた学校では「ごきげんよう」などのお貴族様めいた言葉遣いもしていたし、長じてはアナウンサーなどという硬いお仕事にも就いたので、結果として非常に幅広い言葉づかいができるようになりました。
私が通っていたやんごとない学校の先生は「要はちゃんと使い分けができればいいんだよ。仲間内では男言葉でも、出るところに出たら誰よりもきちんとした言葉でしゃべれるっていうことが大事なんだよね」という大変現実的な考えの持ち主でした。その通りですね。何事も幅と使い分けが肝心です。(次ページへ続く)
次ページから読める内容
- 「言葉にはTPOあり」を理解させることが大切
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