生きていれば、必ずあるのが悩みのアレコレ。子育て、仕事、人間関係…など様々な読者の悩みに、著名人や専門家が答えます。今回は、DUALの人気連載「イクメンハック!」でおなじみ、ファイナンシャル・プランナーの山崎俊輔さんが読者の悩みにお答えします。

<読者の悩み>

夫婦ともにアラフィフながら、子どもはまだ5歳。教育資金と老後資金が心配です

Q. 夫49歳、私は48歳の専業主婦です。不妊治療を経て高齢出産し、現在5歳の子どもがいます。治療費にかなりお金を使ったため、貯蓄はさほどありません。

 子どもはできれば中学から私立に行かせたいですし、大学まで出してあげたいと思っています。夫の年収は現在1200万円ほどありますが、定年退職までは約10年。その後は再雇用で働くと言っていますが、給与はガクンと下がる見込みです。さらに、夫の会社の制度で退職金は前倒しでもらってしまっており、一時金として支給された500万円は、すでに不妊治療とクルマの購入資金に充ててしまいました。また、4年前に購入したマンションのローンも約3000万円残っています。

 夫が単身赴任中のため、生活費もかさんでいます。手当は支給されていますが、赴任先の家賃の支払いや食費、夫のお小遣いなどで毎月10万円ほどの赤字になっています。単身赴任はあと5~7年は続くようです。来年、子どもが小学校に入ったら、私も扶養枠内のパートに出るつもりですが、現在のわが家の家計状況で子どもに望み通りの教育を受けさせることは可能でしょうか。

(首都圏在住・48歳・専業主婦)

回答者: 山崎俊輔さん(ファイナンシャル・プランナー)

 相談者さんは高齢出産をされたとのこと。お悩みなのは、子どもが卒業して社会人になるまでにかかる教育費ですね。夫が44歳のときのお子さんということは、60代半ばまで学費の問題に追われることになります。加えて老後資金もためなくてはいけませんから、この2つのマネープランをどう両立していくかを考えましょう。

 貯蓄を増やすカギは、「共働き」です。相談者さんも扶養の範囲ではなく、ぜひ正社員を目指して、世帯年収1500万円を目指しましょう。(次ページへ続く)

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