生きていれば、必ずあるのが悩みのアレコレ。子育て、仕事、人間関係…など様々な読者の悩みに、著名人や専門家が答えます。
<読者の悩み>
夫の収入減で、教育費や老後資金に不安がつのります。
Q. 夫の仕事(ひいては、うちの家計)が心配です。夫は数回転職歴があります。以前は大手企業の正社員でしたが、二つ目でのブラックな働き方で少し精神を病み、そこからはゆったりとした働き方の中小会社へ。その分、お給料もぐんと下がりました。そして今の会社では正社員ポストが得られずに、不安定な契約社員として働いています。うちは高齢出産のため、子どもの教育費がかかる時期と、私たち親の稼ぎ時ピークがずれており、夫一人なら少ない収入でも気持ちよく働ける場所を優先してほしいと思いますが、教育費や老後資金のことを考えると、私は時々、とても不安になります。いい年なのに、夫はまた転職を繰り返すのか、そしてそのたびに世帯収入が下がるリスクを抱えるのか、と思うと、周りのママ友たちの家庭が羨ましいです。私一人の収入でも家族を養えるとは思いますが、家族旅行も行きたいし、子どもには留学もさせてあげたいし、収入はあればあるほどありがたい。夫にハッパをかけたいですが、傷つけたりやる気をそいだりすることは避けたく……。私の気持ちの持ちようをどのように変えていけばいいでしょうか。
(43歳女性 子どもは3歳)
お気持ちは身悶えするほどよく分かります。彼の人生も肯定してあげたい、だけど暮らしがあるんだよぉ~、ですね。私も46歳になったら急激に老後のことが気になり始めました。でも、人はいつ死ぬか分かりません。まずは子どもが経済的に自立するまでのことを考えて、本当に必要な教育費を冷静に考えてみましょう。
家族旅行はお金をかけなくてもできます。子どもには、贅沢な旅は自分でお金を稼いでから行ってもらいましょう。留学しなくても英語は学べるし、国内でも多様性に触れることができます。半径2メートルの見慣れた風景の中にいろんな違いを見つける眼差しこそが大事です。
それこそ本を読むとか、今はいろんなソーシャル系の楽しいイベントもありますから家族で参加するとか、ボランティアをやってみるとか、いくらでも視野を広げる機会はあります。
多分あなたの心のザワザワの大部分は「周りのママ友たちの家庭が羨ましい」によるものでしょう。(次ページへ続く)
次ページから読める内容
- 焦ってしまうのは、いわゆる中年の危機です
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