生活費とお小遣い的な支出がごちゃまぜになっている

 自分たちが毎月どれくらいお金を使っているか、把握できていないんです。

中嶋 仮に、1カ月の生活費が40万円とすると、年間で500万円ほど。残りの500万円がご夫婦のお小遣いでしょうか。内訳がないのではっきりは分かりませんが。

 2人合わせてお小遣いで月に40万円も使っているということですか?

中嶋 生活費は、家賃、食費、雑費、光熱費、通信費、教育費などです。生活費以外の支出全般を便宜上、お小遣いと呼んでいます。家賃が安いので生活費はもっと少なくて、お小遣いはもっと多いかもしれません。収入が多いので支出が多いのは問題ないですが、将来的に住宅購入やお子様の中学からの私立進学、奥様の仕事をセーブしたいというご意向を考えると、お金を使うバランスを考えたいですね。マネーフォワードなどのアプリを使って、生活費とお小遣い的な支出の割合を、一度確認しておきたいところです。何かお金のかかる趣味はありますか?

 特にないですね。土日の外食くらいでしょうか。

 私は仕事が忙しくてほとんど家で食事することがなく、外食費がかなりかかります。

 自覚がないままお金が消えていて……。

中嶋 大抵のご家庭が同じです。家計簿アプリを使えば、比較的楽に把握できるようになります。ただ、支出が膨らんでいる一番の原因が、外食費ということはないと思うんですよね。月に10万円になることもなかなかないのでは。

 1回に2万~3万円程度おろして、自分の小遣いとして使ったり、ガソリンはカードより現金のほうが安いから現金で払ったり…もう家計がぐちゃぐちゃですね。

中嶋 生活費とお小遣い的な支出がごちゃまぜになっている状態ですね。ご夫婦でお互いに結構使ってるんじゃない?と疑念のある状況かもしれません。今は判断する数字がないので、一度しっかり家計簿をつけて区分けをしたいところです。

 結婚直後は銀行の口座を複数持って、クレジットカードの引き落とし用、普段使い用などと分けていたんです。引き落とし額に合わせてお金を振り替えていたのですが、時々忘れて、カード会社から「引き落とせません」と連絡が来たりして。

中嶋 それはいつごろでしょうか。

 ここ5年以内ですね。

中嶋 クレジットカードで引き落としが一度遅れるくらいなら大丈夫ですが、さらにもう一度連絡が来ていると、借り入れと返済の情報が記録される「信用情報」に傷が付いているかもしれません。今はインターネット上でも信用情報の開示請求ができます。信用情報機関は3つ、JICC、CIC、全国銀行協会がありますので、念のため全部確認してみてください。傷が付いていたら、いわゆるブラックリスト入りとなります。住宅ローンの借り入れに影響が出る可能性がありますね……。結構まずい状況かもしれないので、確認してください。

 それは大変…確認します!

中嶋 この後は家計管理や住宅購入予算などの考え方について、詳しくお伝えしていきましょう。

 ――「解決編」に続く!

使っているつもりはないのに…生活費以外の「お小遣い」が2人で月に40万円?
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(構成/西山美紀 イラスト/エイイチ イメージ写真/鈴木愛子)