生きていれば、必ずあるのが悩みのアレコレ。子育て、仕事、人間関係…など様々な読者の悩みに、著名人や専門家が答えます。
<読者の悩み>
自分で読みたがらないのはずーっと読み聞かせしてきたせい?
Q. 私も妻も本を読むことが大好きです。子どもにも本好きになってほしくて、赤ちゃんのころから毎晩3~4冊の読み聞かせを続けています。これがいけなかったのでしょうか。 小1になり、ひらがなは読めるようになっているのですが、自分で読書をしようとしません。保育園からのお友だちは、もう『エルマーのぼうけん』など字の多い本を読んでいるのですが、うちの子は絵本しか手に取りません。しかも、親に読んでもらおうとします。 学校の音読の宿題も苦手なようで、スラスラ読めません。夏休みの宿題に読書感想文があるのですが、自分で本を読めるのか心配です。
(40代男性 子どもは小1)
豊かな読書体験があるかないかは、子どもの日本語運用能力(読む、書く、話す、聞くなど、言葉を使いこなす力)に多大な影響を与えます。大学での学びは、難しい論説文を読みこなし、自分の考えを論文にまとめることが中心です。それは理系でも文系でも同じ。つまり日本語運用能力が問われるのです。18歳までの読書体験が、人生を左右すると言っても過言ではありません。
このご相談者も、それは重々承知なのでしょう。だから生後すぐから読み聞かせをしてきたのです。それはムダだったのでしょうか? そうではありません。
小学生になり、本とのつきあい方が「第2ステージ」に入ったのだ、ということです。ここで親がどれだけ子どもの本について意識的になれるかが、その後の読書体験を左右するともいえるでしょう。 (次ページへ続く)
次ページから読める内容
- 読み聞かせからの「卒業」は、子ども自身に決めさせよう
- 音読は、古今和歌集を読み聞かせることでうまくなる!
- 読書の真の醍醐味は、読んだ本について語り合うこと
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