生きていれば、必ずあるのが悩みのアレコレ。子育て、仕事、人間関係…など様々な読者の悩みに、著名人や専門家が答えます。
<読者の悩み>
子どもの夢を応援すべきか、とりあえず大学へ進学させるべきか
Q. 私には中学1年生の息子と、小学5年生の娘がいます。子どもの夢を、どこまで信じて支えてあげるべきかで悩んでいます。
小5の娘は明るい性格で、元気で友達も多く、特に悩まされることはありません。しかし、中1の息子は内気なのです。家では明るく振舞ってくれるのですが、細かなことにこだわりすぎる性格のせいか、学校生活はあまり楽しめていないように思えます。ただ、息子は小学3年生頃からアニメが好きになり、最近は毎日のように好きなアニメを見て楽しんでいます。息子自身も絵を描くのが好きで、iPadを使っていつも何かを描いています。
本人は将来アニメに携わる仕事がしたいと考えているようで、先々は大学ではなく、アニメーターを養成する専門学校に進学することを希望しています。本人が好きなことを仕事にするのはいいことだと思いますし、応援したい気持ちもありますが、大学くらいは出ておいたほうがいいのではないかと思うのです。
「大卒」という肩書きを得ておくべきか、それとも早くからアニメのスキルを磨かせてあげるべきか、何を決め手に決断すればいいでしょうか。
(41歳男性・2児の父)
まず、相談者さんはなぜ子どもを大学へ進学させたほうがいいと思うのか、一度考えてみてはどうでしょうか。
「選択肢が増える」「就職に有利」。そんなことを考えていらっしゃるのでしょうか。選択肢が増えることは一見すごくいいことのように思えますが、選択肢が増えたからこそ決められないという状況も起こり得ます。「自分は○○大学を出たのだから」ということがある種のプライドとして頭に染みついてしまい、苦しむことになるのです。
僕が、まさにそうでした。
僕は国立大学へ進学しました。卒業後、好きな洋服の仕事がしたくて、ショップスタッフになりました。でも、実はその決断をするときはかなり抵抗感があったのです。「国立大学まで出て、ショップスタッフはないだろう…」と。(次ページへ続く)
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悩みのカテゴリと回答者を指定のうえ、600字以内で具体的に質問をお書きください。採用された場合は個人が特定できないよう、匿名で掲載させていただきます。
次ページから読める内容
- 大学進学が幸せにつながるという価値観について、もう一度考えて
- 「正解主義」は日本の教育のゆがみ
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