生きていれば、必ずあるのが悩みのアレコレ。子育て、仕事、人間関係…など様々な読者の悩みに、著名人や専門家が答えます。今回は、子育て教育費の“本当の話”をまとめた『教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール(日経DUALの本) 』の著者、ファイナンシャル・プランナーの前野彩さんが読者の悩みにお答えします。

<読者の悩み>

共働き夫婦の死亡保険。妻の保障はどこまで必要でしょうか。

Q. 夫と小学校1年生の長女、保育園の次女の4人家族です。

 保険ショップのFPに勧められ、終身保険や収入保障保険、医療保険、個人年金保険など夫婦合わせて13種類の保険に入っています。年間の保険料は総額約170万円。貯蓄がほとんど増えないことが悩みだとファイナンシャル・プランナーの前野彩さんに相談したところ、夫にもしものことがあった場合、保険がなくてもやっていけることが分かりました。(前回記事参照)

 そこで今度は、逆の場合はどうなのかが気になっています。私が亡くなり、夫と子どもたちが残されたほうが、生活も大きく変わりそうな気がします。私自身の死亡保険や収入保障保険は、そのまま継続したほうがいいでしょうか。

(神奈川県在住 41歳F美さん)

回答者: 前野彩さん(ファイナンシャル・プランナー)

 保険の必要性は、もしものときの「一生分の収入」と「一生分の支出」を比較することで判断します。前回は「夫にもしものことがあったとき」の家計を試算したうえで、F美さんにアドバイスしました。結果的に、ご自身の収入や遺族年金だけで家計の収支は黒字を維持できることが分かりましたが、妻が亡くなった場合も同様とは必ずしも言い切れません。やはり、一生分の収支をまるごとシミュレーションする必要があります。

 そこで今回は夫のN男さんにも来ていただくことに。「妻にもしものことがあったとき」を想定し、夫婦一緒に家計のシミュレーションを行っていきましょう。(次ページへ続く)

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