・進んで食器洗いしてくれること自体もうれしい
・家事に参加しようとしてくれている姿勢がうれしいです。子どもの食事やおやつを頼んでも、後片付けまできちんとやってくれるのでありがたいです
・黙っていても洗ってくれる。“やってやった感”がなく、何もなければ今は当たり前のようにやってくれる
・何も言わずにやるところがうれしい
・「共働きならば家事をシェアして当然」と私は思っているので夫が家事をしないことによるストレスが軽減されます
・「なんで私ばっかり」という意識から解放される
・イライラしなくて済む
・「家事をやっているのは私だけではない」という、家事をシェアして助け合っている、という気持ちが持てる

食器洗いのシェアが進むと夫に優しくなれる

 食器洗いをパパがしてくれるようになると、夫婦の関係は変わるのでしょうか。「変わった」と答えた人に、どのように変わったかを具体的に教えてもらいました。

◆イライラが減った

・自分だけ家事をしているときに、相手がダラダラしていても、あまりイライラせず、喧嘩が回避できる
・ケンカが減った
・疲れから八つ当たりすることが減った
・私のストレスが以前よりマシ

◆夫に優しくなれる

・夫への不満が減り、優しく接することができるようになった
・常に感謝の気持ちがあるので些細なことではムカつかない
・食器洗いに限らず、家のことは出来る人がする雰囲気になったので、私も『ありがとう』が普通に言えるようになったし、お互いが言うことで子どもたちも何かしてもらったら自然に『ありがとう』の言葉が出るようになった

◆夫婦が仲良くなった

・お互いに思いやれている気がする
・ますます仲良くなった。家事に対する夫への信頼感が増した。
・お互いに支え合う気持ちが生まれた。
・関係が良くなった

◆他の家事のシェアにもよい影響が出た

・パパが家事に関心を持つようになった
・更にお互いに家事を協力するようになった

食器洗いは、目に見える思いやり

 その他、食器洗いシェア全般に関する意見を聞いてみました。こんな建設的な意見も。

「『きれい』基準の押し付け合いはしない方がいいと思う」
「お互いの流儀には口を出さない。ただし、いい工夫はほめた上で自分も取り入れる」

 家事のなかでは夫婦でシェアしやすいものではないか、という意見も数多く寄せられました。

「家事初心者でも取り組みやすい家事」
「家事に自信のないパパも多いと思いますが、比較的簡単、かつ面倒な家事なので、一緒にできたらいいんじゃないかなと思います」
「やるタイミングが1番分かりやすくて、やりやすい家事だと思う」
「家事の中では、トップクラスでシェアしやすいと思う。男の人で苦手だと思っている方も道具とかそろえたら意外にはまる人も多いと思うので、頑張ってほしい」
「食器洗いは食べ終わった直後、その場で絶対にしなければならないものではないので、時間が合わない主人にもやってもらえる家事の1つである。また、今では私が洗うより主人の方がキレイに洗えるので、ほとんどお任せしている」
「私の実家では食器洗いは父の仕事でした。母がお願いしていたのも見たことがありません。自然とそうなったように思います。『お母さんは手が荒れるから』が父の口癖で、食事がすんだらすぐに食器を洗っていた父の姿が忘れられません」

 「食器洗いは、目に見える思いやり」という名言を書いてくれた方も。「どちらが何曜日に担当するなどと、分担を貼り付けても、お互いを思いやる気持ちが元々なければ続かない」との回答も別の方から寄せられました。食器洗いシェアを実現するには、お互いを思いやる心が大切なのかもしれません。

 皆さんもぜひ食器洗いシェアを始めてみてはいかがでしょうか。

(文/小林浩子)

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