◆シェアすることが当たり前という環境をつくる

・何らかのタイミングで夫婦で一度話し合って、お互いに意思確認をするといいかと思います
・シェアしてもらわないと、生活が成り立たないことを実感してもらう
・ママのストレスや疲れを減らすことが家族全体にとって利益があると認識してもらうこと

◆細かいことは目をつぶる!

・細かいことを言わない(シンク周りがびちゃびちゃでも、黙ってふいてあげる)
・やり方を最初に教えてからは、口出ししないこと
・“自分ルール”を夫に押し付けないこと。多少の汚れが残っていても、健康を害さない程度であれば見て見ないふりをする(洗い直さない)。さすがに洗剤の泡が残っていたりするのは、「洗剤の泡が入った料理を食べるのは嫌じゃない?」と、夫自身にとってデメリットがあることを説明してやり直してもらう

◆負担をできるだけ減らす

・料理中に片付けられるものは洗ってしまい、食後の食器洗いの負担を減らす
・水切りカゴを空っぽにしておくなど、ストレスなく食器を洗う環境を整える。
・自分の志向にこだわらず旦那の好きな道具を使う

◆感謝の気持ちを伝える

・食器洗いに限らず、夫や子どもが家事をしてくれたときは必ず感謝の言葉をかけること。不手際があった場合の伝え方を極力丁寧にすること
・やって当たり前だと思う家事なのだけれど、一応ほめる
・毎日のことでも、できる限り声に出してお礼を言うこと。夫も毎日、「ご飯美味しかった」や「ありがとう」と声をかけてくれます。お互いが口に出さないと感謝は伝わらないので

 「感謝の気持ちを伝えることが大事」と回答したママはたくさんいました。食器洗いをしてくれるパパに、言葉をかけているか、聞いてみました。

 「かけている」と答えたのは6割。「どんな言葉をかけていますか」と問うと、圧倒的に多かった回答は、シンプルな「ありがとう」でした。+αの言葉には、「助かる」「さすが」「いつも」などがありました。「+笑顔」という回答も。

 具体的な例を見てみましょう。

「空いた時間で〇〇できるから助かる、などと伝えています」
「手際よくなったね」
「『お父さんの鑑!』『我が家は夫婦の分業完璧だもんね』などとやってくれたことに対しての評価や感謝の言葉を常にかけています」
「洗ってくれたことに気づいたとき、『ありがとう』と一声かけています。子どもの世話が特に大変だった日は本当に心から嬉しいので、オーバーアクションになっていると思います」

 ちょっとしたテクニックを使っている人も。
「クレームと『ありがとう』を別のタイミングで言う。一緒に言うと、『ありがとう』をクレームのクッション言葉のように受け取られてしまうので」