「結婚当初から、食事作りは妻、食器洗いは夫など家事分担をしている」
「結婚当初、『共働きなので、仕事も家事も負担は平等。出来るときに出来る人が出来ることをやろう』と伝えました。食器洗いに限らず、夫婦の共通認識になっています」
「共働きでがんばることが結婚当初からの夫の希望であるため、最初から協力的だった。料理はできないので皿洗いはやる、と自ら宣言してやってくれています」
「結婚時に『食器洗い大使』に任命。喜んで大使になってくれた」

 共働きの場合、結婚したときに家事分担を決めるカップルは意外と多いようです。一方、共働きなので、自然に夫もするようになった、という夫婦もいます。

「いつの間にか食事を作らなかった方が洗うという暗黙のルールができていた」
「忙しかったり疲れていたりするときに食器洗いを後回しにしておくと、自然に洗ってくれるようになりました」
「特にきっかけはなく、自然と洗ってくれていました」

 ママの妊娠による体調不良や、手荒れなどが理由で、パパが食器洗いをするようになった、と回答した人も。

「1人目妊娠中につわりが大変だったから」
「私の手荒れがひどく、皮膚科に通うようになってから」
「夜も眠れない程ひどい手湿疹になって初めてやってくれるようになりました。3年経過してようやく完治したのですが、手湿疹になる前に頼んでおけばよかったです」

子どもが生まれて、パパも食器洗いをするように

 では、「子どもが生まれてから」と回答した人のきっかけも見てみましょう。子どもが生まれると、家事に育児が加わり、家庭内でやらねばならないことは一気に増えます。

「私が仕事や育児が大変で家事が回っていなかったことがきっかけ。手伝わないと自分の生活がままならないと夫は思ったようです」
「結婚当初は食事を作らなかったほうが洗う、というスタンスだったが出産後は妻(私)が育児、夫は家事、というスタンスに変更した」

  きっかけは「お願い派」もいれば「放置派」も。「怒ってブチ切れた」という人もいました。

「私が復職するタイミングで、夜の食器洗いまで自分ですると、1日が回らないと思って夫にお願いすると、あっさりと承諾してくれた」
「育休から仕事に復帰後、食事を作るまでで力尽きて、食器をそのまま放っていたら、食器洗いを含む片づけをしてくれるようになりました」
「赤ちゃんに手がかかり、日中家に居たのにお皿洗いができず、シンクにお皿が山盛りの状態のところに夫が帰宅し、『今日一日何してたん?』と言われ、ブチ切れてから。慣れない育児で、泣き続ける息子に参っていたのに理解してもらえずケンカになったが、説明したらそれから手伝うようになった」
「出産後、共働きでワンオペ育児を続けたが、身体的・精神的に持たないと感じたころ(子ども2歳)から。家事・育児の負担をリスト化し『この中であなたができることは?』と問い詰め、彼が選んだものが食器洗いと掃除、ゴミ捨てだった」

やり方を最初に教えてからは、口出ししない

 食器洗いシェアに成功しているママたちは、どんな工夫をしているのでしょうか。「パパに気持ちよく食器洗いをしてもらうコツはどんなことだと思いますか」も聞いてみました。