料理研究家として、1歳児の母として大活躍の植松良枝さん。自家菜園で野菜やハーブを育ててきた経験から、旬の食材を生かした季節感あふれるレシピが人気です。そんな植松さんに忙しいDUAL家庭に向けて、平日帰宅後20分で晩ごはんを作るためのコツと晩ごはん2食分の献立を全3回にわたって教えていただきました。初回は、植松さんが冷蔵庫に頻繁に常備しているという「おかずのもと」のレシピを紹介。これがあれば、献立に困ったときも安心! 主菜や副菜がパパっと作れて、時短の強い味方になってくれます。

植松良枝さんに教わる「20分ごはん」の極意
(上)手作り「おかずのもと」ですぐ一品 ←今回はココ
(中)植松良枝 あさり缶は隠れた時短食材
(下)大きい鍋で一気に作る! 親子丼の晩ごはん

出来立てのおかずを食べたいから、「おかずのもと」が重宝

日経DUAL編集部(以下、――) 昨年3月にお子さんが生まれて、ますますお忙しくなったと思いますが、ごはんを作る際もより時短を意識するようになりましたか?

旬の食材を生かしたレシピの提案や、食にまつわるイベント、プロデュースなどを幅広く手掛ける植松良枝さん

植松さん(以下、敬称略) そうですね。出産してからは時間の使い方が変わりまして、ごはんを作る時も「いかに効率的に動くか? いかに順序立てて作るか?」を細かく意識するようになりました。ただ、ごはんはなるべく出来立てのものをおいしく食べたいという思いがあるので、おかずを一気に作り置きするのはあまり好きではなくて。そこで、日持ちのする「おかずのもと」を常備して、それをベースにいろんな料理をアレンジして作るようになりました。「おかずのもと」があれば、時短につながりますし、いろんなアレンジが利くので飽きません。

―― なるほど!

植松 私がよく冷蔵庫にストックしているのは、ひき肉やじゃこを使った「おかずのもと」です。ひき肉を使ったものとしては、豆鼓(トウチ)と豚ひき肉で作った「中華肉みそ」や、玉ねぎのみじん切りとひき肉をいためた「オムレツのもと」をよく作ります。じゃこは、酢漬けにしたり、カリカリにローストしたりして日持ちさせ、さまざまなおかずのトッピングにしています。

「『おかずのもと』はわざわざ作るのでなく、ひき肉や玉ねぎのみじん切りを使う料理のついでに作るのが手軽でオススメです」(植松さん)

―― どれも、とってもおいしそうです。

植松 メニューに困ったときや時間がないときにササッと作れて助かりますね。「中華肉みそ」は、味を濃いめに作るのでそのまま調味料としての役目も果たしてくれます。キャベツなどの野菜と一緒にいためたり、刻んだ貝割れ大根と一緒にごはんの上にのせたりしてもおいしいです。

―― ごはんが進みそうですね。豆鼓はあまり聞き慣れないですが、どんな食材なんですか?

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