共働き家庭でトラブルのもとになりがちな、夫婦の家事分担問題。皆さんは、どうやって解決していますか? 今回のテーマは「料理」です。掃除や洗濯のような「リセット家事」は得意だけど、0から作り上げていく料理のような「クリエーティブ家事」は苦手という男性も多いはず。そのハードルを下げるため、ちょっとした工夫と仕掛けを用意しましょう。今回は、パパの料理苦手意識が変わるかもしれないイマドキ家電をご紹介します。

「献立作り」と「買い物」が、料理のハードルを高くする?

 毎日のお料理、どうしていますか? 仕事をしているDUALママにとって、毎日食事の準備をするのは簡単なことではありません。「代わりにパパが料理してくれないかしら」と思うことはありませんか?

 ところが、掃除や洗濯だと気軽に引き受けられるのに、料理だけはどうしても腰が引けてしまうという男性は少なくありません。その理由は色々あるでしょうが、なかでもよく聞くのが「何から始めればいいか分からない」という声。普段、何気なくやっている料理の段取りも、料理に不慣れな人には複雑に絡み合って見えるようです。

 そこで、改めて料理の手順を洗い出してみましょう。

1. 献立を決める
2. 買い物をする
3. 調理する
4. 盛り付ける

 大きく分けると、この4段階になります。このうち、特にパパが「難しい」と感じそうなのは「1」。「2」の買い物も、実は食材の良し悪しや値ごろ感を見極めるには、それなりに慣れが必要です。ということで、「1」と「2」をママが担当し、「3」をパパに任せるという方法を試してみてはいかがでしょうか。これで、意外と料理のハードルを低くすることができます。

 とはいえ、「1」と「2」はママにとっても面倒ですよね。そこで、ひと工夫してみましょう。例えば、「1」の「献立を決める」を週末に夫婦でやってみるという方法があります。このとき、参考になるのが子どもの給食表。昼食と夕食の献立かぶりを避けるため、給食表を見ながら「この日は昼食がハンバーグだから、夜は魚料理にしよう」という具合に決めていきます。そうすれば、1週間の献立が確認できるので、昼食と夕食の献立かぶりを避けることができますし、「この日は会議で帰るのが遅くなりそうだから、あなたに作ってもらえると助かる」と、料理をお願いするきっかけにもなります。

 「2」は、もし共働きで買い物が大変だったら、ネットスーパーを活用してみては。ネットスーパーとは、ネットを使ってスーパーマーケットでのお買い物の代行を依頼するというもの。「1」で献立を決めたら、その献立に必要な分だけ注文すれば、余計なものまで買わずに済みます。なかには「ネットスーパーだと自分の目で食材が選べないから心配」という人がいるかもしれませんが、実は食材の目利きが選ぶので、意外といい食材がそろうのがネットスーパーのメリット。安心して利用してください。