共働き家庭でトラブルのもとになりがちな、夫婦の家事分担問題。皆さんは、どうやって解決していますか? 今回のテーマは「布団ケア」。今年の夏は猛暑でしたね。少し過ごしやすくなってきた今、夏の疲れから回復するポイントは「いい眠り」。家族の健康を守るため、快適な眠り環境を構築する「快眠プロジェクト」に夫婦で取り組んでみませんか? プロジェクトのリーダーは、システム設計が得意なパパ。家電コーディネーターの戸井田園子さんが、「いい眠り」をプロデュースするための極意をお伝えします。

目指すのは「朝までぐっすり」 家族の健康を守る快眠プロジェクト

 今年の夏は35度を超える猛暑日が続き、熱中症被害が拡大しました。夜間でも25度を下回らない場合「熱帯夜」と呼ばれますが、今年はそれを超えて27度を下回らない「スーパー熱帯夜」が続きました。あまりの暑さに、睡眠不足に悩まされた人も多いのではないでしょうか。

 9月に入り、ようやく暑さもひと段落。ホッとしている人も多いかと思いますが、油断は大敵です。気象庁によると、まだしばらくは暑さが続くとのこと。7月から続く暑さと睡眠不足で体調を崩してしまわないよう、家族全員がぐっすり眠れる環境づくりに取り組んでみてはいかがでしょうか。

 今回、快眠プロジェクトを遂行するに当たり、ぜひパパにプロジェクトリーダーをお願いしてみましょう。仕事が忙しくて普段あまり家事を手伝えない夫も、ピンポイントのイベント家事なら活躍する余地は十分。「ここはやっぱりパパでなくちゃ! 家族のためにお願い!」とお願いすれば、きっと「任せとけ!」と引き受けてくれるはず。

 さて、いい眠りをプロデュースするために必要なものは何でしょうか。ポイントは、以下の3つ。

1. 照明
2. 音
3. 清潔な寝具

 順に見ていきましょう。

家族みんなの健康を守るため、朝までぐっすり眠れる環境をつくりましょう
家族みんなの健康を守るため、朝までぐっすり眠れる環境をつくりましょう