共働き家庭でトラブルのもとになりがちな、夫婦の家事分担問題。皆さんは、どうやって解決していますか? 前回は、洗濯を「洗う」「干す」「畳む」という工程に分け、家庭事情に合わせて工程を効率よく回していく方法について考えてみました。なかでも、戸井田園子さんイチオシの「部屋干し=衣類収納」は、「畳む」という工程をなくしてしまうという画期的な手法。室内干しの場所が確保できるようでしたら、ぜひ一度、お試しください。

 今回は、「部屋干し=衣類収納」を実践するに当たり、夫婦の間で起こりがちなトラブルと、その解決方法について考えてみましょう。いつもと同じく、夫婦の家事分担を後押しするイマドキ家電も登場するので、お見逃しなく!

DUAL家庭の洗濯物は、毎日必ず乾いていてほしい!

 前回の記事にも書いた通り、DUAL家庭の場合、洗濯物は部屋干しが基本。外に干すと、洗濯物の乾き具合が天候に左右されてしまいます。特にこれからの季節、心配なのが「ゲリラ豪雨」。朝は晴れていたのに、突然スコールのような雨に降られ、乾きかけていた洗濯物がびしょぬれになってしまうという悲しい事態になりがち。急な天候の変化に対応できないのであれば、潔く外干しは諦めて、部屋干しを徹底するようにしましょう。

部屋干しはDUALのキホン。しかし、気候によってはなかなか乾かないことも…
部屋干しはDUALのキホン。しかし、気候によってはなかなか乾かないことも…

 ただ、部屋干しだからといって安心できるものではありません。雨には降られなくても、乾くタイミングは日によって違います。例えば、梅雨の時期は気温と湿度が高いため、冬と比べると、空気中の水分量が多くなります。その結果、洗濯物を乾かす時間が長くなってしまうのは、ある程度しかたのないこと。

 洗濯物が毎日乾いていなくても、他に着るものがあればなんとかなります。しかし、子どもの体操着や上履き、仕事の作業着など、決まった日までに必ず乾いていなければならないものもあります。こんなとき、洗濯機の乾燥機能を使うという手もありますが、乾燥機を使うと衣類がシワになってアイロンをかけなければならなくなります。そうすると、手間をかけずに洗濯を回したいはずが、かえって手間がかかるという残念な結果に。

 どんな季節でも毎日の洗濯を定期的に回したいのであれば、除湿乾燥機の導入を検討してみては。除湿乾燥機は、夏の湿気対策や冬の結露防止に使うものと思われがちですが、洗濯物を乾かす目的で購入する人も増えています。それを受けて、最近では「衣類乾燥モード」がついている除湿乾燥機も出てきています。