共働き家庭でケンカの種になりがちな、夫婦の家事分担問題。皆さんは、どうやって解決していますか? 家事が苦手な夫をイクメンならぬ「家事メン」に育成する方法を提案してきた本連載もいよいよ最終回。今回のテーマは、最後の難関である「平日の料理」です。前々回の記事で、イベント料理をマスターしたパパは、お料理自体への抵抗感は薄れているはず。しかし、そんなパパも、「献立作り」から始まり、「買い物」「調理」「盛り付け」と複雑な手順を踏まなければ完成しない「平日料理」は、少しハードルが高いのではないでしょうか。そんなパパのため、家電コーディネーターの戸井田園子さんが「イマドキ家電」を紹介しつつ、上手な運用方法についてお話します。

料理が苦手なパパにとって、最難関は平日の夕食作り

 前々回の記事では、ホームパーティー(ホムパ)料理をマスターしたパパ。「家事メン育成講座」の最終回では、いよいよ最難関の「平日料理」に挑戦しましょう。

 「ホムパ料理のほうが、平日の料理より難しいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、それは間違い。前々回の記事でお伝えした通り、平日の料理には次の4つの手順があり、「普段、何気なくやっている料理の段取りも、料理に不慣れな人には複雑に絡み合って見える」のです。

 この中で特に難しいのが、熟練の技が求められる「1」の「献立を決める」と「2」の「買い物をする」。料理が苦手なパパでも、既に食材がそろった状態で、決まった料理を作るのであればなんとかなるかもしれませんが、献立を考えるところから始めるとなると、難易度がぐっと高くなってしまいます

 そこで、今回の記事では、料理が苦手なパパが「1」と「2」をクリアする方法について考えてみたいと思います。もちろん、今回もパパをサポートするイマドキ家電をご紹介。上手にパパのモチベーションを上げて、平日料理も担当してもらいましょう!