冷蔵庫の食材を写真で管理できるアプリも

 とはいえ、冷蔵庫を買い替えるのはちょっと……という人のために、食材管理に便利なスマホアプリをご紹介します。

 それが、「日立冷蔵庫アプリ」。本来は日立の冷蔵庫「R-KX57K」「R-WX74K」「R-WX62K」を持っている人向けですが、誰でも無料でダウンロードができます。便利なのが、食材を冷蔵庫に入れる前にスマホで撮影して登録しておけば、購入日(食材を冷蔵庫に入れた日)や経過日数を一元管理してくれるという機能。賞味期限になると赤字でアラート表示されるので、「今日はこれを使わなくちゃ」と気づくことができます。

 野菜も、いつ買ったか(冷蔵庫に入れたか)が明示されると、「この葉野菜は3日以内に食べ切ろう」「根菜は週末使おう」など、料理の計画が立てやすくなりますよ

 使った食材は消していけば、リストからなくなります。こうして、簡単な手順でスマホを使って在庫管理し、そのデータを夫婦で共有すれば、「卵がないから買っておこう」ということもできますね。

■日立冷蔵庫アプリ
対応OS iOS10.0以降、Android5.0以上

サイドメニューの常備菜は「微凍結」が便利!

 では、肉や魚、調理済みの食材はどうやって保存すればよいでしょうか。

 おすすめは、冷蔵より低い温度で保存する方法。メーカーによって様々な名称が使われていますが、「NR-F605WPX」(パナソニック)では、「微凍結」と呼んでいます。微凍結だと、低温かつ完全には凍らない約―(マイナス)3℃という温度で食材を保存。冷凍ではなく、肉や魚がそのまま保存されるため、解凍の手間要らず。傷みやすいひき肉も、風味を保ったまま一週間保存できます。

パナソニック「NR-F605WPX」
パナソニック「NR-F605WPX」

 例えば、週末にまとめて作ったハンバーグは、冷凍ではなく「微凍結」します。そうすると、解凍せずにそのまますぐ焼けるので、解凍の手間がかからない上、おいしさも損ないません。

 特におすすめなのは、ひじきやきんぴらごぼう、筑前煮など、サイドメニューとして使える常備菜を「微凍結」しておくこと。「微凍結」ならサクサクとスプーンですくえるので、取り分けて皿に盛り付けるのも楽ですし、お弁当に入れれば保冷剤の役割もしてくれるので、一石二鳥です。