MB厳選! 今月の価格別おすすめファッションアイテム

 本連載では、MBさんがDUALパパのために厳選したアイテムを、毎回「5000円」「1万円」「2~3万円」の予算別にご提案します。どんなアイテムを買ったらいいか分からないという方は、ここからチェックすればバッチリです!

 今回は梅雨シーズン特別企画で「靴」特集。3種の厳選シューズをご覧ください。

【5000円コース】GU「モンクストラップシューズ」 2149円(税込)

GU「モンクストラップシューズ」 2149円(税込。取り扱い店舗は限られており、在庫状況によって売り切れの可能性あり)
GU「モンクストラップシューズ」 2149円(税込。取り扱い店舗は限られており、在庫状況によって売り切れの可能性あり)

MB 「大事な本革靴だから、梅雨時期にはやっぱり履きたくない」と思われる方は、合皮の革靴を一足買っておくといいと思います。5000円コースではGUの靴を選びました。非常に安いので、予算の半分以下で買えちゃうんですけどね。

―― 安いですね! ただ、この価格帯の革靴だと、逆に不安を感じてしまうのですが…。

MB GUはここ最近、靴の商品開発にすごく力を入れています。ユニクロは、あまり靴は作らないですよね。そのぶんを補おうとしているのかは知りませんが、GUの靴のラインアップはメンズだけでも半期で30から50型くらい出しているんじゃないかな。その中で、革靴も作っているんですね。このモンクストラップシューズは合皮ですが、プロが見てもはた目にはほとんど本革に見えるほどのクオリティーです。

 皮の裏側に使う、けば立った風合いのスウェードは、昔から合皮でも品質がよかったのですが、表面はなかなか難しくて、レザー特有のヌメッとしたツヤ感が出ませんでした。どうしてもナイロンみたいなテカテカとした安っぽい感じがしたんですが、ここ数年の合皮技術は非常に上がっていて、ほとんど本革に近い質感です。合皮はそもそもアパレルの分野だけでなく、車の内装材やソファなんかにも使えるので、需要が高い。だから、素材メーカーもいいものを作れば大量に売れるので、技術開発が進んでいるようなんです。

―― そんなに高品質なんですね。

MB あと、合皮のいいところは、雨にぬれても問題ないところです。ぬれて帰ったからといって、湿気を取る必要もないし、ラナパーを塗る必要もない。何を塗っても浸透しないから、防水スプレーなしでも水をはじくし、ぬれても変化することがない。言ってしまえば、レインブーツと変わりないんです。そういう意味ではとてもラクですね。

―― そんな話を聞くと、高価な本革の靴じゃなくてもいいかも、という気がしてきますね。

MB 僕が昔からお世話になっている、アパレル業界で有名なある方がいるんですが、先日お会いしたときGUの革靴を履いていたんです。「えっ、GUの靴履いてるんですか?」と思わず聞いたら、「ぬれても大丈夫だし、安いし、すごくラクだよ」なんて言うんです。ああ、この人がこれを履くんだったら、革靴業界ヤバいな…って思いましたよ(笑)。

【1万円コース】マッキントッシュ フィロソフィー「CARDIFF サイドゴアレインブーツ」 1万4040円(税込)

マッキントッシュ フィロソフィー「CARDIFF サイドゴアレインブーツ」 1万4040円(税込)
マッキントッシュ フィロソフィー「CARDIFF サイドゴアレインブーツ」 1万4040円(税込)

MB 今、すごく売れている合皮のブーツがあるんです。マッキントッシュのセカンドライン、マッキントッシュ フィロソフィーの「CARDIFF サイドゴアレインブーツ」です。

 限界まで細くさせていて、非常にフォルムがきれいな合皮ブーツです。合皮とは思えないレベルですね。本革だと、窮屈な細身に仕上げても経年変化でだんだん自分の足に合ってくるのですが、合皮は本革と違ってなじまないから、細身で作ったら窮屈で仕方がないんです。でもこのブーツは、サイドゴアで履き口を伸縮性があるゴムにしていたり、甲高にしたりしていて、履いていてもそんなにストレスを感じません。

―― なるほど。本革の靴は、最初は窮屈でも、だんだん履きやすくなりますよね。合皮にはそれがないということですね。

MB そういうことです。だからそれがデザインにも影響して、やぼったくなりやすいんですが、これはそんなことはないということですね。これまで雨の日用のゴム靴といえばダサいものしかなかったのですが、梅雨用にこうした靴を買うのもいいですね。ビジネス用としても、街着用としても使えるデザインで、今、百貨店を中心にすごく売れています。