メンズファッションをロジカルに解説してくれる、ファッションバイヤー・ブロガーのMBさんに、パパのコーディネート術を聞く本連載。

 独身のころは頑張ってオシャレもしたけれど、結婚して子どもが生まれ、仕事や育児に忙しいDUALパパの皆さん。服をのんびり見に行く暇なんて、ほとんどないかもしれません。それでも、月に一度だけでいいんです。予算を決めて、服を買いに行きませんか?

 買う服の選び方やコーディネートの考え方について、日経DUAL編集部が塾生となり、MBさんに講義してもらいます。妻や子どもたちから「パパ、カッコいい!」と言われるような、オシャレパパを一緒に目指しましょう。今回は4月のコーディネートのノウハウを教えてもらいます。

 MBさんの「メンズファッションの原則」については、こちらから

MBの「パパコーディネート塾」3つのルール
●毎月一度は、服を見に行く日をつくる
●お小遣いの中に“洋服予算”を設定する(5000円~)
●予算は“使い切る”。少なくとも1着は服を買う

セットアップの“上下バラシ”活用術

日経DUAL編集部(以下、――) MBさんの「パパコーディネート塾」、前回は日常着としてのセットアップ、いわゆるスーツをカジュアルに着こなす休日ファッションについて教えてもらいました。ドレスとカジュアルのバランスを考えながら、スニーカーやニットを組み合わせるという、目からウロコのコーディネートでした。今月は「4月編」。DUAL読者にとっては、子どもの保育園入園や小学校入学のシーズンですね。

MBさん(以下、敬称略) 4月になると、暖かい日もちらほら出てきて、お子さんと外で遊ぶ機会も増えてくるのではないでしょうか。今回は、先月ご紹介したセットアップを活用し、ジャケットとスラックスを上下バラして使う、春先のアクティブな着こなしについてお話ししたいと思います。

―― 休日のお出かけとなると、なるべく身軽な服装がいいなと思いますが、ジャケットとスラックスですか? ちょっとイメージが湧きませんが…。

MB そうですね。いくらストレッチなどの機能素材のジャケットと言われても、暖かい日に公園で子どもと遊ぶのに、スーツを着るというのはちょっとキメ過ぎですよね。そういうときは、ジャケットやスラックスをバラして使うことで、気候や目的に合わせたオシャレを楽しむことができるんです。

セットアップは公私両面で大活躍
セットアップは公私両面で大活躍