食中毒に気を付けたい食材と病原体
肉・・・カンピロバクターは動物の腸にいます。動物を解体する際に、腸内の糞便が他の部位(肝臓や肉など)にも付着して汚染が広がります。
最近はジビエがブームですが、鹿肉、野鳥の肉、イノシシの肉などもしっかりと火を通すことが大切です。
また、生肉にはトキソプラズマという原虫が棲んでいることがありますので、妊婦の方は生肉を食べないようにしましょう(胎児の流産・死産・視力障害などが起こることがあります)。
野菜・・・野菜を育てる際に肥料として糞便を与えることがあります。この糞便に病原体が含まれていると汚染が広がります。特に有機野菜は化学肥料の代わりに糞便が使われることがあるので、食べる前によく洗うことが大切です。
卵・・・最近はほとんどの卵が無菌なので心配いりません。しかしまれにですが、殻に親鳥の糞便(サルモネラ菌)が付着していることがあるので、殻を触った手で生卵や食べ物を触らないようにしましょう。
次のページでは、お出掛け先で気を付けたいポイントをご紹介します。