腕まくりをし、泡タイプのせっけんを使う

 「手荒れを防ぐための洗い方は、以下のようなものです。せっけんは、ヒアルロン酸やグリセリンなど保湿成分を配合している泡タイプのものが手荒れしにくいでしょう」

(1)手洗いを始める前に、腕まくりをしてください。手首に袖がかかったままだと、すすぐ際にせっけんが残りやすくなります。

(2)水の温度は人肌ぐらいが適温です。

(3)せっけんは、粒子が細かく肌にもソフトな「泡タイプ」がお薦めです。(液状タイプは泡立てに時間がかかりますし、泡切れもよくないケースが多いです)

(4)ウイルスや細菌を除去するために、せっけんをつけて30秒ほどごしごしします。

(5)流水で15秒以上、せっけんを洗い流します。手首も忘れずに洗い流してください。

(6)水分を拭き取るときは、こすらないよう、ぽんぽんと肌を軽く触るように拭きましょう。しっかり乾燥させることが、新型コロナウイルスの感染予防にもなります

 「すすぎ残しがないか、ぬるぬるしていないか、泡が残っていないか、親がチェックをしてあげてください。慣れてくると、子ども一人でもちゃんと手首まで洗えるようになります。

 未就学児から小学校低学年の子では30秒洗い続けるのは難しいかもしれないので、手洗いの後にアルコール消毒液を併用するといいでしょう。ハンドクリームはアルコール消毒液を使った後に塗布して大丈夫です」

 日常生活ではどのようなセルフケアをすればいいのでしょうか。