手首の洗い流しが不十分でかぶれている

 「下の写真は、手荒れを訴えて受診したお子さんの手です。特に手首にひどい赤みや腫れが現れているのが分かります」と佐藤さん。

手首に赤みや腫れがある(写真提供/ナビタスクリニック)
手首に赤みや腫れがある(写真提供/ナビタスクリニック)

 「新型コロナウイルス流行前は、せっけんを使って手首の部分まで洗うことは少なかったと思います。洗い慣れてないために、手首につけたせっけんをしっかりと洗い流すことをせず、手首の部分の皮膚が荒れる子が増えているのだと思います。

指の付け根が赤くかぶれている(写真提供/ナビタスクリニック)
指の付け根が赤くかぶれている(写真提供/ナビタスクリニック)

 また上の写真のように、甲の指の付け根が赤くかぶれている子も目立ちます。これも洗い流しが不十分だからだと考えられます」

 アルコール消毒液を使用することが多くなっています。これも、手荒れにつながりやすいのでしょうか。

 「アルコールの手指消毒液には、エタノールが含まれています。エタノールには脂(油)を落とす性質があるので、手の皮脂も落としてしまいます。またエタノールは揮発性が高いため、皮膚の水分を奪いやすいのです。手指消毒後にはハンドクリームなどで保湿をするといいですね」

 次のページでは、手が荒れにくい洗い方のコツをご紹介します。