教科書以上の学力をつけてあげたいけれど、親が毎日しっかり見てあげる時間はない。そんなときに思い浮かぶ学習教材が通信教育です。でも、子どもの自律性に任せていたら、計画通りに進まずに教材がたまってしまったり、親も丸つけが面倒だったり、という経験はありませんか? Z会小学生向けコースにはそんな親子の悩みに寄り添って誕生したタブレットコースがあります。親の手間が少なく、しかもZ会ならではのハイレベルな学力が身に付くというこのコースは、忙しいデュアラーにぴったりです。開発者に教材の特長をお聞きし、DUAL記者親子が実際に体験してみました。

勉強が心配だけど見てあげる時間がない! 中学年の親は悩んでいる

 小学校入学後、1〜2年生の間は算数も国語もゆっくり時間をかけて学びます。子どもたちの学力も「どんぐりの背比べ」、大きな差は見られませんでした。ところが3年生になると急に、クラスの中でデキる子が目立ってきたり、その一方で「わが子が伸び悩んでしまっている」と感じる人が出てくるようです。

 低学年のときは、わからないことがあっても親が教えてあげられました。でも、中学年になって始まる2桁の掛け算や割り算、小数や分数などは、親が短時間で教えるには難しい面もあります。さらに、学校の宿題も量が増え、時間がかかるようになってくる。そしていよいよ、「生活科」に代わり理科や社会も始まりますから、学習量は増える一方です。この先、授業についていけなくなったらどうしよう…。そんな悩めるデュアラーの思いを、株式会社Z会の幼小事業部でタブレット教材の開発に当たっている今里真さんにぶつけてみました。

抽象概念が登場しスピードも量もアップ。中学年に立ちはだかる学習の壁


今里 真さん<br>株式会社Z会幼小事業部 指導2課 主任<br>小学生タブレットコースのカリキュラムを統括。ご自身の専門は理科。教材の制作も手がけている。
今里 真さん
株式会社Z会幼小事業部 指導2課 主任
小学生タブレットコースのカリキュラムを統括。ご自身の専門は理科。教材の制作も手がけている。

「デュアラーの皆さんが不安に思うのも、無理はありません。中学年になると学習量が増えてスピードが上がるし、難易度も急に上がるんです。低学年の間の学習は生活に密着したものが多く、例えば時計の学習なら、『8時半に学校に着きました。8時45分から授業が始まります』という問いかけの記述には、8時半と8時45分、それぞれに時計の絵がついていましたよね。ところが中学年になると、時間という『抽象概念』を頭の中に描いて、計算をしなければならなくなるのです」。

 今里さんは親が漠然と抱いている不安について、こう解説してくれます。

「それから、新たに割り算や□(四角=空欄)を使った式も出てきます。これらは、2年で習った掛け算がしっかりと身に付いていないとできません。しかも、『九九』を一年近くかけてじっくりと学んでいた2年生のときとは異なり、3年生以降は授業のスピードも速くなります」

 難易度が上がり、抽象概念が必要になる上、スピードも速くなる! ついていけない子どもも、出てくるのではないでしょうか?

「そこは学校側も認識していて、算数を少人数クラスに分けて指導したり、理科は専門の先生を置くなど、フォローしているところもあります。しかし、そこまでケアできない学校もあるのが現状。それで、デキる子とデキない子で差が出てきてしまうのです」

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