続く、わかるを手助けするフォロー機能が充実

 それでもやはり、「うちの子にもついていける? 続けられる?」という不安はあります。今里さんによると、タブレットコースには、学習意欲をアップさせ、モチベーションを引き出す、いろいろなしかけがあるのだそう。

 そのひとつが、「ぷちぽ」です。かわいい名称ですが、「ぷちぽ」とは学習ごとに獲得できるポイントのこと。解説、練習問題、提出課題に取り組むたびに「ぷちぽ」がたまって、その数に応じて、地図を進んでいくしかけ。どれだけがんばったかが、視覚的にわかるので、モチベーションが高まります。


なかなか継続が難しい、子どもの「独学」。「ぷちぽ」をはじめ、モチベーションを保つ工夫もなされている。
なかなか継続が難しい、子どもの「独学」。「ぷちぽ」をはじめ、モチベーションを保つ工夫もなされている。

 毎月の提出課題を提出すると「努力賞」ポイントがたまり、ポイントがたまると賞品と交換できるしくみもあります。今度はあの商品をもらおうという動機が、学習意欲を引き出します。

 学習面では画面下にある「あとで質問」ボタンを押すと、学習しているページのキャプチャが保存され、その画像を送ることで簡単に質問ができます。画面にタッチペンでメモを書くこともできるので、質問の仕方にまだ慣れていない中学年にも、質問がしやすい仕組みです。


「紙」では「わからないこと」を整理して伝える必要があった「質問」。画面をキャプチャーして送れば「何でつまづいているか」だって簡単に伝えられる。
「紙」では「わからないこと」を整理して伝える必要があった「質問」。画面をキャプチャーして送れば「何でつまづいているか」だって簡単に伝えられる。

 また、通信教育というと1人でコツコツ学ぶイメージですが、毎月1回全国の会員が参加するドリル形式のイベントを実施し、ランキングも発表します。さらに8月(夏休み)と3月は“紙”の実力テストを実施。成績表が出るので、全国での自分の順位がわかります。全国の仲間の存在を意識し、お互いに高め合う良い機会になるでしょう。

「小学校中学年からは、中学校に行ってから困らないように、学習習慣をつけることが大切です」と今里さんは話します。Z会の小学生タブレットコースは、中学年なら1日30分、タブレットに向かって勉強する習慣が自然につきます。しかも、わが子に合った問題を自動的に出し分けしてくれて、この1つだけで、記述式問題や教科横断的な思考力を育てる問題もお任せです。わが子の可能性をもっと伸ばしてあげたいデュアル家庭にはぴったりの教材と言えそうです。

(取材・文/福本千秋 写真/都築雅人)

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