もうイクメンと言われるのも嫌というほど、主体的に子育てに主体的に取り組む男性が増えてきた。まさにそんなDUALパパ達が“普通”だけど“自分ごと”として試行錯誤で取り組む育児は、親世代とは大きく変わっているはず。そんなパパ達の静かな育児革命を追う5回目は、「自分は手をかけられすぎて育った気がする。息子にはもっと自分の足で歩めるようになってほしい」と自分流の子育てを模索しながら取り組むパパ。同業の妻と助け合いつつ日々を大事に過ごす日常を追った。

今回の革命パパ

藤井さん(仮名):中小の広告会社制作系に勤務。妻も同業種で勤務中。3歳になった息子が1人。趣味は、サッカーや競馬観戦。いつかは息子とサッカーや野球をするのが夢。

同業管理職で時短の妻の頑張りを、支えたい

日経DUAL編集部(以下、――) 藤井さん(仮名)は、ご夫婦で同じ職業なのですね。

藤井さん(以下敬称略) はい、妻とは職場で出会いました。とても仕事のできる人で、彼女は今では管理職になっています。私たちの仕事は、繁忙期でなければ比較的残業は少ないのですが、それでも定時で業務をすべて終えるのはなかなか難しく、平日は子どもを寝かせてから2人ともそれぞれ仕事をしていることが多いですね。

 妻は、育児休暇を1年取った後からは時短勤務で働いており9時~16時勤務。しかし、朝保育園に送っていく日は、出社が10時くらいになります。会社の理解はありますが、仕事はそれぞれの専門性があることや、管理職であるために妻でないとできない仕事もあり、子どもが寝てから仕事している量は妻のほうが多いですね。

 彼女、仕事がよくできるんです。でも彼女は子どもの食事もできるだけ手作りで、忙しくても素材を吟味して選んだり、総菜の作り置きをしたり、と本当に頑張っていて頭が下がります。時短や定時だと仕事が終わらないこともあるので、繁忙期は私は週2回くらい、妻は週1回くらい交代で残業をしますが、保育園の延長を使ってまで子どもに必要以上の負担をかけたくないというのが私たち夫婦の共通の思い。ですから、17時半くらいにはどちらかが保育園に迎えに行くことにしています。そうしないと、子どもも疲れちゃいますし、その後の食事やお風呂なども遅れて、寝るのが遅くなってしまいますしね。

 今はどうしても妻の負担が多くて申し訳ないのですが、やはり妻とは平等であるべきだと思っています。できるだけこれからも家事も育児も分担していきたいです。

―― 奥様は、そうした現在の家事や育児の負担については、どう言っていますか?

藤井 妻は、私との家事や育児の分担を「半分ぐらいずつやっているよね」と言ってくれています。私の実感は、妻が7~8割なので申し訳ないくらい。妻のほうがよくやってくれていますし、大変だと思います。今は特に息子がママっ子で、お風呂や寝かしつけも妻がいると「ママじゃないとイヤ」と泣かれてしまうので、妻のほうが手が空かないですよね。

次ページから読める内容

  • 過保護に育てられた自分を反面教師に
  • 有給休暇を活用して1カ月の育休は、慢性的な睡眠不足に
  • 飲み会文化から離れた寂しさを子どもが満たす

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