有給休暇を活用して1カ月の育休は、慢性的な睡眠不足に

―― 藤井さんは、育児休暇も取られたのですか?

藤井 正式な育児休暇ではないですが、有給休暇を活用して出産後に退院してくる頃から1カ月ほど休みを取りました。仕事もちょうどゆとりのある時期だったのと、上司と早くから相談していたので上司も周囲も理解があり、とてもスムーズでした。もちろん引き継ぎを事前にしっかりして、休み中も私でないと分からないことなどでは電話やメールで連絡は時折とっていましたね

 育休中は、3食の用意と掃除や洗濯などの家事を担当していました。もちろんその合間に子どもをあやしたり、おむつ替えたりもしていましたが、主には妻が授乳したり赤ちゃんの面倒を見たりしてくれていることが多かったです。一人暮らしを10年くらいしていたので料理をすることは苦ではないのですが、毎日のメニューを考えるのがとても大変で……。徐々に自分が食べたいものさえ思い浮かばなくなっていました。それを思うと、いま子どもも一緒に食べるものも一緒に考えなくてはいけない妻は、もっと大変でしょうね。

――育休中で特に大変だったのは、何ですか?

藤井息子は、とにかくなかなか寝ず、すぐに起きてしまったりする子でした。「赤ちゃんは背中にスイッチがある」とよく言われますが、本当にスイッチがあるのではないかと思うほど。妻がいろいろ調べて、上手におひな巻きというのをしてあげられるようになりました。すると、少し寝てくれるようになりました。

 妻は、そうして問題に直面した時に自分で調べて行動するので、本当に尊敬しています。赤ちゃんとの日々は、思い通りにいかず「仕事しているほうが楽だった」と本人も言うほど、つらそうな時期がありました。言葉の通じない赤ちゃんとの生活や、慢性的な睡眠不足に、私から見ていても落ち込んだ思う時期が、生後2~3カ月くらいまではあったでしょうか。

 話を聞いたり、サポートしたりするようにしました。また、できるだけ外に出て他のママなどと話すことを勧めたところ、地域の子育てひろばを見つけてきて行くようになり、だいぶ救われたようでした。産後ケアセンターも利用し、2~3日泊まっていたこともあります。つらいと思った時に、きちんと自分で解決策を探してくる妻は本当に素晴らしいと思っています。