子どもの教育やしつけ、変化する夫婦関係、仕事と家庭のバランス――。子どもの成長とともに、共働きのDUAL世代にはさまざまな難問が立ちはだかります。そんな迷えるデュアラーに「失敗したっていいじゃない。間違ったらやり直せばいいんだから」と温かいエールを送るのは、幼児教育を通して数多くの家庭をコンサルティングしてきたチャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美さん。連載では、家族がチームとして協力し、自分たちらしい家族を形成する「ファミリー・ビルディング」の考え方をもとに、DUAL世代のパパやママにアドバイスします。
今回のテーマは、「習い事」。あれもこれも習わせたいけど、そうもいかないのが共働き。習い事選びと本人のやる気を引き出す方法について、山本さんに聞きました。
相談「本人のやる気がない習い事、やめたほうがいい?」
Q. ちょっと運動神経に難ありの5歳の娘。小学校入学までに少しでも運動が好きになるようにと、体操教室へ通わせているのですが、本人にやる気がありません。新年度を目の前にやめるか、続けるか迷っています。
A. 習い事は始める前の親子の意識の擦り合わせも肝心。スタートした後は、親はスケジュール管理や練習などのサポートを。「これができるようになるまでは続ける」などあらかじめ目標を決めておけば、やめるときも中途半端になりません。
暖かくなってきて、春はもうすぐそこ! と待ち遠しい日々ですね。毎年、新年度に向けて生活やお稽古を見直すこの時期に増えるのが、「習い事」についてのご相談です。
最近は、プログラミングなど新しい習い事も増えました。でも、選択肢の多さが逆に「子どもに何を習わせたらいいんだろう」というパパやママの迷いや悩みを深くしているのかもしれません。
「自分がピアノを習っていたから、子どもにもピアノを習わせたい」と考える方もいれば、「子どもに合った習い事をさせたい」という方もいるでしょう。また、バレエなどやりたい習い事があっても、親にやらせてもらえなかった子どもの頃を思い出し、「子どもには自分の好きな習い事をしてほしい」と考える方も多いと思います。
子どもの習い事について考えることは、自分自身を振り返り、習い事を通じて自分たちが子どもに何を伝えたいのか、どう伝えるのかを考える、いい機会になりますね。
ただ、どんな思惑で習い事をするのかによって、子どもの反応も変わってきます。
次ページから読める内容
- 安易に始めず「習い事をスタートした後の生活」をイメージして
- 「練習の習慣」が身に付くまでは親がサポート
- 「習い事行きたくない」宣言に振り回され過ぎない
- 「これができるようになるまでは続ける」目安を考えておく
- 遊びの中から本人の「好きなこと」を見つける
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