家事を丁寧にやりたい夫、私の「パパッと手早く」とは正反対
夫婦での家事・育児の協力体制は、文字通りフィフティーフィフティーです。夫とは大学時代に知り合ったので、私が芸能の仕事をしていることは最初から知っているし、結婚して、子どもを産んでも仕事を続けるだろうと考えていたと思います。だから、特に「こうしよう」と話し合うこともなく、自然と今まで来ている感じです。
私は夫に対して特に不満はないのですが、夫はめっちゃあるみたいで、そのあたりは時々ピリつきます(笑)。というのも、私はすっごく大ざっぱなO型。例えば洗った食器は水切りカゴに置いておけば、朝になれば乾いているだろうと考えます。でも夫はすぐに拭いて食器棚にしまいたい派。なので、各自が担当するときに、やりたいようにやるのが暗黙のルールになりました。
夫は何かにつけて丁寧で、時間をかけます。アパレル関係の仕事をしていることもあって、洗濯物の畳み方もまるで洋服屋さんみたい。でも私は何でもなるべくパパっとやって、子どもとお絵描きをしたり、積み木をしたりする時間を確保したい。考え方の違いですね。
結婚して3年くらいは向こうも黙っていたんですが、ある日爆発して(笑)。でもお互いさまですよね。私だって、育児面で夫が子どもにテレビを見せっぱなしにするとか、困ったときにスマホを渡しちゃったりするのはちょっと気になります。
ただ、2人とも基本は平和主義なので、相手の気になることを全部は言わずに、どうしても改善してほしいことだけ程よく言うようにしています。自分が変えられることは変えて、妥協できることは妥協して。だから今は、わーっと口げんかするようなことはほとんどないですね。
(取材・構成/日経DUAL編集部 谷口絵美 写真/鈴木愛子)