シンプルで垢抜けた収納スタイルにファンが多い整理収納コンサルタントの本多さおりさん。厳しい保活を経て、昨年の春、2人のお子さんの同時入園を果たした保育園ママでもあります。この連載ではフリーランスワーママならではの悩みや、夫との関係、子どもへの思い、仕事への気持ちをお聞きしていきます。記念すべき第1回は、どんなお話が飛び出すでしょうか。

送迎、病気の対応の不公平感にモヤモヤです

 皆さんこんにちは。整理収納コンサルタントの本多さおりです。わが家は0歳と2歳の男の子と共働きの夫との4人家族。子どもたちは昨年の春から同じ保育園に通っています。1人目が生まれてからまもなく3年がたちますが、大好きな収納の仕事にフルコミットできるようになったかというと、まだ全然。産前に比べると60%くらいです。

 日経DUALには共働きなのだから家事・育児を半々に受け持つのが当たり前というご夫婦が目立つようです。でも、うちは残念ながら、そうではありません。夫自身には、家事育児をもっとやりたいという気持ちはあるのですが、比較的保守的な職場のため「週に2日は定時で帰ります!」「子どもが熱なので休みます!」というようなことは言いにくいようです。

 しかも私はフリーランス。時間を自分でコントロールしやすい(もちろん100%ではないですよね、同士の皆さん!)こともあり、保育園の送迎や夕方以降の育児は基本、私が担当してきました。子どもが熱を出したり下痢したりは日常茶飯事。保育園から呼び出しが来たら帰りに病院に連れて行き、翌日保育園を休んだら看病するのも基本的に私です。子どもの病気が理由で夫が休むことはなかなか難しいというのが、現状です

 夫も時には振休を使って送迎をしてくれたりします。でも、メインで育児をしているのは私。責任はこちらにあるというバランスで保育園生活を過ごしています。このモヤモヤした不公平感、わかってもらえますか?

 今回はそんなわが家に起こった夫婦ゲンカのお話です。

絶対休めない仕事の前日、子どもが体調不良、どうしよう!

 緊張感のあるアポイントが何日か続いて入ってしまう時ってたまにありますよね。遠くから来ていただく方への取材や、私が遠方へ出かける仕事など、リスケジュールが難しい予定は、普段は続かないようにしていますが、たまたま、続いてしまう。事件が起きたのも、そんな1週間を控えた日曜の夕方でした。下の子の体調がどうもおかしいのです

スケジュール帳と育児ノート。上の子の妊娠中から書き始め、離乳食、病気などの記録が付けてあります。上の子のときに細かくつけた記録が下の子のときに役に立っています。下の子が病気になってもこれを振り返ると、上の子のときはこうだったと経過が分かるので参考になります
スケジュール帳と育児ノート。上の子の妊娠中から書き始め、離乳食、病気などの記録が付けてあります。上の子のときに細かくつけた記録が下の子のときに役に立っています。下の子が病気になってもこれを振り返ると、上の子のときはこうだったと経過が分かるので参考になります