余裕を持って中学の授業に臨めるよう、先取り学習がおすすめ
DUAL世代では、まだ今ほどポピュラーではなかった中学受験。そのため、特に何も準備をしないで中学に入学したという方も多いのではないでしょうか。
しかし、今は中学受験をする家庭が多い地域や学校がそこかしこにあり、中学受験で残念な結果になった子たちが公立中学に入学してくることもあります。そうなると、受験勉強を2~3年間やってきた子たちと同じ土俵で勝負しなければならなくなります。そこで心配になるのが学力差です。
坂本先生は、「公立中学に進学するということは、高校受験をするということです。そこでトップ校といわれる高校に合格するには、中学で上位10%以内を目指すのがよいでしょう」と話します。
上位10%以内というと、1クラス30人とすれば上位3人、1学年100人程度としても上位10人ということになります。狭き門にちょっとクラクラしてしまいそうですが、今の段階では目標は高く持ちたいところ。
「小学校までと違い、中学入学後には定期テストがあり、順位が出ます。中間テストはまだ入学後すぐのため、易しめな出題傾向ですが、夏休みを挟んで2学期から伸び悩む子が多いという印象があります」
そこで壁にぶつかって、「分からないからもうやりたくない」と、学習自体がイヤになると、後で取り戻すためには労力も時間も相当かかってしまいます。
「中学入学後は、部活動も始まります。特に運動部では、ハードな練習や土日の試合などで勉強時間が取れなかったり、ペースがつかめなかったりすることも少なくありません。余裕を持って授業に臨めるように、やはり今から先取り学習をしておくのがおすすめです」
では、中学入学までの半年で、何を先取りしていけばいいのでしょうか。
「特に先取りしておきたいのは、数学と英語です。数学は小学校までとは出題の仕方も解法も全く異なりますし、英語は中学で初めて学習する教科です。数学と英語の2教科でアドバンテージがあれば、まずは安心して中学生活をスタートできるでしょう」
次のページからは、具体的にどのように学習を進めればよいかについて、お話をしていきます。
次ページから読める内容
- 算数のとりこぼしがある場合はまずその穴を塞ぎましょう
- 英語は英検5級レベルを目指し、単語の学習からスタート
- 国語は漢字の総復習がマスト。余裕があれば論理的に読む力を養っておく
- 社会・理科は時間を取らなくてOK。日常生活を学習につなげる
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