算数や音楽、体育など保育の「ほぼ100%」を英語で行う

横浜・みなとみらいにある「モナーク インターナショナル プリスクール」。
横浜・みなとみらいにある「モナーク インターナショナル プリスクール」。

 今回、おじゃましたのは横浜市にある「モナーク インターナショナル プリスクール」(以下、モナーク)。本格的なバイリンガル育成をめざして2010年に設立されました。保育の「ほぼ100%」を英語で行うことで、英語を自然に身につける「イマージョン教育」を行なっています。

 保育のほぼ100%を英語で行うわけですから、算数や体育なども当然、英語で行います。

園長の齊賢一さん。
園長の齊賢一さん。

 対象は1歳から。園長の齊賢一さんは、「幼い頃から英語のある環境で学んでいると『英語を話して間違えるのが恥ずかしい』という気持ちが少なくなるため、インプットした英語をどんどんアウトプットできるようになると感じます」と言います。

 英語の読み書きのために幼少期から学んでおくとよいフォニックス学習(英語の発音と文字のルール)は、身近なものの名前と関連づけて2歳児から導入しています。英語、日本語、音楽、算数、体育のカリキュラムは、年度末に到達したい目標を設定し、そのためのオリジナル教材を作成。幼児が興味をもって楽しく学べるよう工夫を重ねています。

年長クラスになると、子ども同士の雑談もほぼ英語に

遊びも「お勉強」も、生活のほぼ100%が「英語で」行われる。
遊びも「お勉強」も、生活のほぼ100%が「英語で」行われる。

 「もちろん入園当初は、積極的に英語の活動に取り組める子とそうでない子がいます。当スクールは少人数制ですので、一人ひとりの個性を引き出しながら活動を進められるように心がけています。年長クラスになると、子ども同士の雑談もほぼ英語になっていきますよ」と齊さん。年長クラスでは、簡単な絵日記を英語で書き、卒園時には、将来の夢を英語でスピーチできるレベルにまで成長するそうです。

 卒園生は、インターナショナルスクールや私立小、公立小など様々な進路を選んでいます。日本の小学校に進学した場合も、モナークが提供する「アフタースクール」に放課後などに通うことによって、さらに英語力を磨くことが可能です。

 気になる保育環境ですが、1歳から子どもを預かる保育施設なので、認可保育園と同じ職員数を配置し、保育士資格のある日本人スタッフも常駐。19時まで預かってもらえるロングコースがあるのもうれしい点です。