2020年度から大学入試が大きく変わる!
「大学入試センター試験が変わるらしい」
という情報は知っていても、実際にどう変わるのかピンときていない方も少なくないでしょう。
2019年度(2020年1月)を最後に、30年間続いたセンター試験が終了します。そして2020年度から新しい形式の大学入試が始まるのです。対象となるのは、現在中学3年生のお子さんたちから、ということになります。
「気になるけれど、うちの子はまだ小学生だし(あるいは園児だし)まだまだ先よね」と思っているかもしれません。いやいや、それは甘いですよ。これまでの大学入試は知識を詰め込むことに主眼が置かれていましたから、小学生から準備を始めるという人はいなかったはずです。
でも、これからは違います。
極端な言い方をすれば、新しい大学入試システムで問われるのは「どんな子ども時代を過ごしたか」だと私は考えます。小学生時代、もっといえば幼児期の育ちが大学合格を左右するのです。ということが今回のテーマですが、そのまえに2021年以降の大学入試システムがどう変わるかを簡単にご説明しましょう。
簡単に言えば、現在の知識偏重のテスト形式を脱却して、思考力、判断力、表現力、そして主体的に取り組む意欲を総合して評価する方向にシフトチェンジするということです。
次ページから読める内容
- 2024年度からの「大改革」はいまの小5からが対象
- 「使える人材」を育てるための、待ったなしの改革なのだ
- 18歳までに大学での研究テーマを見つけよう
- どんな時代になっても重要なものは「国語力」
- 本当に子どもを伸ばすのは塾じゃない。親の姿勢だ